ハッカチョウ幼鳥@横浜市都筑区

アンテナの上に黒い鳥が3羽。遠目にもすぐに分かりました。ここはハッカチョウをよく目撃するところ。定着していると言って良いかと思います。都筑区としていますが、緑区との境目です。

移動しました。仲良く3羽で移動しています。ムクドリの群れの近くにも行きますが、一緒には行動していないようです。そして、左下の個体と右上の個体を見比べると…。
まず、左下の個体は、スラッとしてて冠羽もなくスッキリ。そして虹彩はかなり黄色です。これは幼鳥の特徴とのこと。右上の個体と比べると分かると思いますが、右上はちょっとヘアスタイルがぼさっとしていて虹彩もオレンジです。

上の写真の右上の個体。この個体が中途半端です…。冠羽もそれほど目立たない上に、何やら白っぽい部分が顔の周囲に見られます。換羽中?でしょうか。

ちなみに当初3羽いたうちのもう1羽はちょっと離れたところにいます。
ハッカチョウ幼鳥

虹彩の薄黄色具合、冠羽の無さ具合からして幼鳥でしょう。風切羽基部と雨覆の白い部分もばっちり見えています。幼鳥がいるということは繁殖しているということ…。

例の中途半端な個体(3と同じ)。うーむ。なんとも言えないのですが、判断が難しいところ。
ハッカチョウ幼鳥鳴く

また移動して先程の幼鳥。ちょっと鳴いているところも撮れたので。
動画の25秒より後半は恩田川のカワセミです(近かったので)。あんまり明瞭ではないですが、ムクドリと比べて可愛い鳴き声です。

2018年に情報提供いただいてから、4年経ってほぼ同じ場所にて。着実にみどりの鳥の仲間入りしているようです。
ハッカチョウ基本情報
- 名前:ハッカチョウ(漢字:八哥鳥 英名:Crested myna)
- スズメ目ムクドリ科ハッカチョウ属
- 全長:約27cm(ムクドリより一回りくらい大きくちょっとスラッとしている)
- 原産地:中国南部・東南アジア
- 日本には点在しており留鳥になりつつある
主な特徴
もともとは稀な冬鳥として渡来していたとされるが、国内にいるのは籠抜けで定着したものとされる外来種。体、羽は黒で雌雄同色。嘴は薄黄色、虹彩、足はオレンジ。初列風切基部、初列雨覆の一部に白い部分があり、飛ぶと目立つので識別ポイントになる。幼鳥は冠羽がない。
おまけのムクドリ

ムクドリは遠目にはやはりところどころ白い部分が目立ちますよね。ハッカチョウは黒いです。
ごくたまにコムクドリが混じっているのでムクドリの群れとはいえ要観察です。