コチドリ幼鳥@鶴見川

遠くの河原にトコトコと歩くコチドリを発見。よく見ると幼鳥っぽい?コチドリは珍しくないですが、幼鳥はこの時期しか見られないだろうということで、バッチリ撮れているわけでもありませんが紹介いたします。
コチドリ幼鳥

すぐ分かる点は、コチドリの目立つ黒い額のラインがありません。が、後頭部の黒いラインはあります。前まで回り込んでない感じですね。
コチドリ成鳥

こちらは同じ日に、別の場所で見たコチドリ成鳥。こちらも遠かったのですが、アイリングもはっきりと見えています。
両者を近いアングルで比べてみました。

まずはコチドリ成鳥ですが、黄色いアイリングもはっきり。額の黒いラインもばっちりです。嘴も長く、体つきも丸っこくしっかりした感じ。

対してこの幼鳥のか弱い感じ。嘴も尾羽も短く、額の黒いラインもほぼありません。黄色いアイリングも不明瞭。なお、ぽさぽさに見える羽ですが、幼鳥は羽縁に白っぽい部分があり、全体的に鱗模様に見えるとのこと。そのせいもあるかも知れません。
コチドリ幼鳥〜動画もどうぞ
動きは、コチドリ感ありますが、あどけない感じ。よく見ると河原に虫がたくさんいてうごめいていますね…。その虫は捕食しないようで。

若いコチドリ。たよりない感じですが、立派な成鳥になってほしいものです。
コチドリ基本情報
- コチドリ 漢字:小千鳥 英名:Little Ringed Plover
- チドリ目チドリ科チドリ属
- 北九州より北東では夏鳥 本州より南部では一部が越冬 みどりの鳥地区ではほぼ夏鳥。
- 全長:16cm 翼開長:35cm
主な特徴
黄色いアイリングが目立つトレードマーク。嘴基部から過眼線まで黒。額は黒いライン。頭頂は褐色。嘴の下は白く、そのまま首まわりを一周白い。その下はまた首まわり一周黒い(この黒い部分の中央部分が雄に比べ細いのが雌とされるが個体差有り)。体上部は薄めの褐色で、胸下からお腹、体下面は白。足は黄色味がかった肉色。嘴は黒褐色。雌雄同色だが、黒い部分に少し褐色味がかかりコントラストが薄く見えるのが雌とされる。冬羽は雌雄ともに、黒い部分は明瞭でなくなる。