エゾビタキ@横浜市港北区【動画あり】

旅鳥で春と秋の時期しか見られない、エゾビタキ。みどりの鳥地区にも立ち寄ってくれました!まあ、毎年もちろん来ていて見逃しているだけでしょう。

コナラの木に留まっていました。虫を見つけて、飛んでは枝に戻りを繰り返していました。エゾビタキの特徴である胸から脇腹にかけての縦斑が良くわかります。

色合いは地味ですが、目が真っ黒で可愛いです。5〜6羽は居たと思います。しばし、木々を移ってこの場所に居てくれたので、動画も回しました。
エゾビタキ動画でどうぞ
飛んで虫を捕まえる様子が、動画では撮れなかったのですが、比較的見えやすい枝に留まってくれました。
そして、いろいろな表情も見せてくれたので、スライドショーでどうぞ。
「蝦夷」といえば、北海道の方を想像します。北の方からやってくるヒタキということで命名されたようですが、実際には北海道よりもっと遥か北からやってきます。

羽が見えるアングルも載せておきます。羽縁に白い部分があるのも特徴ですが、幼鳥はこの白い部分が多くあるとのこと。

木の実、特にミズキの実を食べている写真がよく見られます。

この目立つ縦斑が、英語名で「Grey-Spotted〜」と呼ばれますが、私は「Grey-Streaked〜」の方がしっくり来る気がします。Streake(ストリーク)には「スジ」や「線」といった意味があります。

メジロとニアミス。

来年も会いたいですね。
エゾビタキ基本情報
名称:エゾビタキ 漢字:蝦夷鶲 英名:Grey-spotted Flycatcher(Grey-streaked Flycatcher)
スズメ目ヒタキ科サメビタキ属
旅鳥:春と秋の渡りの時期に飛来
全長:15cm 翼開長:26cm
主な特徴
全体的にモノトーンな感じ。体上面は灰褐色で、羽縁に白い部分があるが個体差もある。体下面は白で、胸に目立つ縦斑があり、似ているサメビタキ、コサメビタキなどと見分けるポイントになる。アイリングは目立たないが、淡い褐色。目は黒。嘴と足は黒褐色。雌雄同色。スズメより少し小さく、サメビタキ、コサメビタキより少し大きい。
主な行動
日本では春の渡来時は少なく、秋の渡来時に多く見られ、公園などでも観察できる…、とあるが実際にはそんなに多く見られるわけではない。枝先などに留まって、虫を見つけて飛び出し捕食し、また木の枝に戻る。木の実も好み、ミズキの木で実を食べる姿も多く見られる。「ヂィ」と小さく鳴く。