ノビタキ雄〜夏羽換羽中@横浜市緑区

みどりの鳥地区に春の渡り中のノビタキが寄ってくれたとの情報をご提供いただきました。場所は秋によくノビタキが立ち寄ってくれるところです。
ノビタキ雄〜ほぼ夏羽

顔はだいぶ黒いですが、お腹はまだまだオレンジです。ここも夏につれて白くなっていくと思われます。

ノビタキは関東以北、高地にて夏鳥として繁殖します。その渡りの途中、春と秋にみどりの鳥地区に立ち寄りますが、春はほぼ見られないので、かなり珍しいと言えます。

ノビタキの囀りはなかなか伸びやかで綺麗です。また、地鳴きの「ジャッ(カに近い)」はヒタキ系の鳥がよく発するのですが、ノビタキのそれはなんとなくシャッター音みたいです。
ノビタキ鳴き声参考
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/80

頭のてっぺんと後頭部はまだまだ茶色ですね。なので、本格的な夏羽はこれからでしょう。

ノビタキ基本情報
- 名称:ノビタキ 漢字:野鶲 英名:Siberian Stonechat (Common Stonechat)
- スズメ目ヒタキ科ノビタキ属
- 全長:13cm(スズメより小さい)体重:15g
- 夏鳥として本州中部以北に渡来。渡りの時期には本州以南の開けた所に立ち寄る。みどりの鳥地区では、この秋の渡りの時期に田んぼなどに立ち寄ると思われる。
主な特徴
雄の夏羽は頭部、体の上面が真っ黒になり、胸がオレンジ色と目立つ色合いになる。この姿のノビタキをみどりの鳥地区で見ることは難しいが、今回はこの夏羽に近い状態。雨覆と風切羽の一部が白くなり、白斑となって見える。体下部は雌雄ともに白っぽく尾羽は黒。雌は頭部から体上面は褐色で、頭のてっぺんに細く黒い縦斑がある。胸部が雄ほどではないがほのかにオレンジ色。雌雄ともに嘴と脚は黒褐色。冬羽の雄は雌に近い色合いになるが、喉や目の周りが黒い。
主な行動
草の先や人工物の先っぽに留まって虫などを捕る。ヒタキ類特有の尾羽を上下にふる仕草がかわいい。空中で飛んでいる虫を捕らえるが、地上の虫も歩いて食べる。繁殖地である高原や北海道の草原では、木の枝先やや草の先で囀る姿を見ることができる。囀りは「ヒーチュ、ヒチー」、「チー、ピーチョチー」などと高く澄んだ声で鳴く。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。