ホトトギス雌【赤色型】@横浜市緑区
ホトトギスの情報をご提供いただきました。鳴き声が聞こえ始めるこの時期、最近は早朝も遠くで聞こえてくる例の「トッキョキョカキョク」。こちらは新治市民の森とのことです。
ホトトギス赤色型
ホトトギスの雌には全体が赤褐色味が強い、「赤色型」というのがいます。少し写真は色被りがありますが、赤色型ではないかと思います。
沢沿いで突然目の前を飛び立つヒヨドリくらいの大きさの赤い野鳥を発見。
情報提供者より
撮影後すぐ飛び立つも遠くに行かず、すぐそばの枝に留まりしばらくじっとした後、森の中に飛び去りました。
しばしじっとしていたということ。しかしながら、ホトトギスは毎年居るのですが、なかなか見られないシャッターチャンスだったのでは?
こちらもちょっと色被りがありますが、同個体とのことです。ホトトギスは日本のカッコウの仲間としては最小で大きさはヒヨドリよりちょっと大きいくらい。情報提供者の方も、「とても小さく感じた」とのこと。
お腹が側が見えていませんが、他種との見分けポイントで、下尾筒に横斑がないと言うのがありますが、この赤色型には横斑があるとのことなので、難しいです。
しかしながら、カッコウは35cmで、ホトトギスは28cmなので、大きさが分かりやすいかも知れません。
ホトトギス基本情報
- 名前:ホトトギス
- 漢字:杜鵑、杜宇、時鳥など複数有り
- 英名:Lesser Cuckoo
- カッコウ目カッコウ科カッコウ属
- 全長:28cm
- 夏鳥としてほぼ全国に渡来
主な特徴
虹彩は暗赤褐色で黄色いアイリングがある。頭部から背中は青みがかかった灰褐色で、翼と尾羽は褐色。胸から下は白で黒い横斑(7〜9本)が目立つ。雌雄同色だが、雌は赤みが強い「赤色型」がいる。嘴は黒から付け根に行くに従い黄色。脚も黄色。特徴的な形の花の「ヤマホトトギス」は本種の胸の模様に似ている?ことから付けられたと言う。
主な行動
鳴き声(さえずり)は「トッキョ、キョキョキョキョ」と独特で「特許許可局」という聞きなしは有名だが、「特許許可局」というのは実在しない。この特徴的な鳴き声から、古くから和歌によく登場する。夜中や早朝にもよく鳴く。渡ってきた時には深夜の街中で鳴くこともある。ガの幼虫や毛虫をよく食べる。主にウグイスに托卵するが、アオジ、ホオジロなどにも托卵する。
キビタキも
同日に見たキビタキの情報もご提供いただきました。
レモンイエローが綺麗ですね。キビタキ単体でのエントリーもしようかと思いましたが、ホトトギスをメインにしました。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。