ドバト@恩田川の柵の上
ドバトと言えどなめてはいけません(いや別になめてないと思いますが)。どうですか?どこの猛禽?と言うような面構え。でもドバトです。
数メートル先の恩田川の柵の上で休んでいました。この日はしっとりとした天気で、ドバトも休んでいたようです。ドバトは餌を与える人が多いので人間を警戒しません。
こんな感じで柵の上でふっくらしちゃってました。ドバトが人を警戒しない理由の一つに「人間と争った歴史があまりない。」と言うことが挙げられるようです(追記:ドバトはそもそも家禽なので、人間に手懐けられている)。原種であるカワラバトは人間に利用され、役に立って来ました。ドバトの遺伝子には人間が敵だと言う記録はもうないのかもしれません。
まっすぐ見つめられるとかなりインパクトありますね。両目で見られる部分が立体視できるので、野鳥がまっすぐ飛んでいるときに立体視できる範囲はかなり狭いと思います(猛禽類は比較的目が人間に近い配置なので立体視できる範囲は広いです)。今こちらは立体視されているでしょうね。
数メートル離れたところにいました。この時期に多いカマキリです。まだ成虫になっていませんね。これから大きくなって冬までに卵を産むのでしょうか?
蛇足「台風13号はハト」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-22/OV40V16K50XX01
このサイトでは、ドバトをカワラバトで通してますが、国内でみられるドバトは全て家禽が起源であり、一度品種改良されたものが、野生化したものです。原種と遺伝子は同じですが、野生のままではありません。別の生き物です。原種であるカワラバトが日本に渡来した記録はありません(もはや来ても分かりませんが)。
ドバトをカワラバトと呼ぶことは、アヒルをマガモ、ニワトリをセキショクヤケイ、ガチョウをサカツラガンまたはハイイロガン、もっと言えばブタをイノシシ、チワワやセントバーナードをオオカミと呼ぶことと同じです。
ついでに、ドバトの起源についても、奈良時代に記録がありますので、国内で伝書鳩やレースバトが現れる前です。
実際にはドバトですね…。カワラバトにリスペクトの意味も込めていたので、こちらはカテゴリーをドバト(カワラバト)という表記にいたしました。投稿の文中の表記も随時訂正していきます。また外来種にも登録いたします。