ヤマシギ@新治市民の森

新治市民の森でヤマシギに出会ったという情報をいただきましたのでアップです。落ち葉や枯れ枝が積もった林床にひっそりと佇む姿は、知らずに通り過ぎてしまいそうなほど周囲の環境に溶け込んでいました。
新治市民の森でヤマシギ!
他シギ類と見分けのポイントは、頭頂部にある4本の太い横斑です。
舞岡公園と違い警戒心強く
少し動いたらあっという間に
奥の林へ飛び去りました。
ボーッとしているようでちゃんと見てるのですね。情報提供者より
まさに、このちゃんと見ている目は、頭の上部やや後方寄りに位置しており、ほぼ360度近い視界を持つと言われています。
これは、長いくちばしを地面に差し込んでミミズなどを探って食事をする間も、周囲の捕食者を警戒できるようにするための適応だと考えられています。くちばしは先端が柔らかく敏感で、土の中の獲物を感触で探り当てることができます。

ヤマシギはシギ科の中でも珍しく、湿地や海岸ではなく森林に生息する種類です。褐色・黒・淡褐色が複雑に重なった羽の模様は、落ち葉や下草の中で見事な保護色となり、「森の忍者」と呼ばれることもあるほど発見が難しい鳥です。
みどりの鳥地区ぎりぎり入らない、大池公園では冬によく目撃されています。
ヤマシギは夜行性または薄明薄暮性で、日中は写真のように林床でじっと休んでいることが多く、人前に姿を現すのは稀です。みどりの鳥地区では主に冬鳥として、北方から渡ってきた個体が越冬のために飛来します。市街地に近い里山や雑木林でも、条件が整えば観察できることがあり、今回のような記録は新治市民の森のポテンシャルの豊かさを物語っていると思います。
ヤマシギ基本情報
- 名称:ヤマシギ 漢字:山鷸、山鴫 英名:Eurasian Woodcock
- チドリ目シギ科ヤマシギ属
- 全長:34cm
- 本州中部以北では夏鳥・以南では冬鳥
主な特徴
頭頂から後頭部にかけての黒い横斑が見極めのポイント。目は頭頂部に近い位置にある。額と頬は灰褐色で、黒い過眼線。目の下にも黒い線。嘴と脚は肉色だが、嘴の先は黒っぽくなる。虹彩は黒。体全体は、複雑な白、黒、茶褐色などで構成される模様で、落ち葉などの上でカモフラージュになる。雌雄同色とされる。他のシギ類に比べて脚も短めでちょっとずんぐりしている印象。
主な生態
主な行動時間は夕方から夜で、昼間は薄暗いところにいることが多い。ヤマシギという名前から他のシギ類に比べて、川や海では見られない。森や里山、林、谷戸などに多く見られ、冬山の忍者という異名もある。お尻をリズミカルにフリフリしているコミカルな動画をSNSなどでよく見るが、この動作は他のシギの仲間もよくやる。地面にいる虫やミミズなどを探しているという説が濃厚。「チキッチキッ」、「ボーッボーッ」などと鳴く。
アマミヤマシギについて
アマミヤマシギは奄美諸島他にしかいない、種で、以前のエントリーでは「絶滅危惧II類(VU)」に指定されていましたが、近年のマングース駆除などの保護活動の成果により、個体数が回復傾向にあるため、2026年3月のレッドリスト改定で「準絶滅危惧(NT)」へとランクが見直されました。
