カイツブリファミリー@寺家ふるさと村〜しましま模様のうりぼう雛が5羽

8月半ば、青葉区の寺家ふるさと村で、カイツブリの雛が孵っていました。この浮巣はかなり近くて、よく観察できます。地元の人たちによるとここでの子育ては2回目とのこと。雛達はちょっと大きくなって、頭から首にかけて白黒のしま模様が目立ちます。
カイツブリ親子
仲睦まじい様子をどうぞ。餌をあげたり寄り添ったり。
カイツブリは、みどりの鳥地区でも、池や水辺でも比較的よく見られる野鳥ですが、子育ても各所で見られます。
水草や枯れ葉などを積み重ねて水面に「浮巣」をつくるのが特徴です。この浮巣はどこかに必ず止められていて、流されることはありません。
今回も、絶妙な位置につくられた巣の上で、何羽ものヒナが身を寄せ合っている姿を見ることができました。

ヒナの最大の特徴は、なんといってもこの「しましま頭=通称うりぼう」。成鳥の黒ベースのシックな色合いとはまったく違い、白と黒のラインがくっきりと入っています。
これはカモフラージュ効果があるようで、確かに浮巣に乗っていても真っ黒よりは目立たなくなっていますね。
ショート動画もどうぞ!
動画は親鳥が上がってくるのを待つ雛達ですが、持ってきたのは巣材で、ちょっと笑えます。また雛達がつっつきあう姿も。

カイツブリの雛は孵ってからすぐに動き回ることができる「早成性」ですが、潜ることができません。ので、親の背中に乗って食べ物をもらう期間がしばし続きます。
この雛達はもう結構大きいので、親鳥の背中に乗るところは見られませんでした。意外とあの背中に雛達を背負っている期間は短いんですね。見たかったのですが…。

親鳥の赤い羽の部分がよく分かりますね。横から見るとほっぺだけのように見えますが、結構耳羽、後ろの方までまわりこんでいます。
カイツブリの親はけっこう潜れますが、鵜のように羽は濡れずに、鴨の仲間のように撥水性です。ですが、脚がかなり後ろに付いていて弁足という、ヒレのようなものもあり、人間で言う平泳っぽい脚使いで水中を泳ぎ回れます。
雛の大きさに差がある

この写真を見ると良くわかるのですが、結構雛の大きさが違いますね。一番右の個体とそのすぐ左の個体は、結構サイズ差があります。餌をたくさんもらうのが上手いのか、はたまた単純に生まれが早いのか?
カイツブリの雛は、鴨のように一斉に孵化せず、時間差で生まれるとのこと。なので、兄弟姉妹ができるようです。
撮影したのは8月半ば。公開するのが遅くなってしまい、もうこの雛達はどうなっているのか?
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カイツブリ基本情報
- 名称:カイツブリ
- 漢字:鳰(にお)・鸊鷉(へきてい)・鸊鵜(へきてい)
- 英名:Little Grebe
- カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属
- 留鳥として全国の池・湖沼・河川など 東北以北では夏鳥
- 全長:26cm
主な特徴
日本のカイツブリの仲間としては最小。雌雄同色。夏羽は頬の部分から顎の横、首くらいまで赤くなる。虹彩と嘴の基部が黄白色。冬羽は赤い部分が少し目だたくなり、範囲も狭くなり地味な色に。尾羽が短く、脚のついている位置も泳ぎやすいように後ろ寄りに付いていて、弁足(葉っぱのような形の水かき)になっている。雛は瓜坊のように縞模様があり、背中や頭に赤い部分がある。幼鳥も少し縞模様が残るが成鳥になるにつれ無くなる。
主な生態
潜水が得意で、水の中ではかなり素早く泳ぐことが出来、その速度は秒速2mとも言われる。その代わり地上を歩くのは不得意で滅多に見ることはない。主に、水中の小魚や甲殻類などの獲物を捕食するが、水面近くを飛ぶ昆虫なども捕食する。
子育てについて
水面に浮巣を作り、そこで抱卵・子育てをする。抱卵期間は、20〜25日(約3週間)でオスとメスが交代で卵を温める。卵の数は1回に2〜6個(主に4個前後)。浮巣は水面に見えている部分の5倍以上沈んでいる部分がありまさに氷山の一角。また、浮巣は草や枝、人工物などに係留されており、すぐに流されないようになっている。親鳥は背中に雛を乗せて育てる姿が微笑ましく、都市部の公園などで人気になることしばしば。しかしながら徐々に自立を促し、最後は若鳥を追い払うようになる。




