アオジ雄@蝋梅(ロウバイ)
アオジの雄が飛び出しました。そしてタイミングの良いことに蝋梅(ロウバイ)に留まってくれました。アオジはなかなか明るい所に出て来てくれないので嬉しいです。
アオジお腹丸いですね。そして、このアオジの黄色のお腹が蝋梅の色と非常に近く、新春に相応しいショット(自分的に)となったと思っています。
今更ながらアオジの基本情報を。
アオジ
- 青鵐・蒿鵐・蒿雀 (英名:Black-faced bunting)
- スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
- 全長16cm:体重16-25g
- 留鳥または漂鳥(みどりの鳥地区では冬鳥)
- 雄は目と嘴の周りが黒く(Black-facedという英名の由来となっている)、頭は灰暗緑色。雌の頭部は褐色がかかり、顔は雄ほど黒くありません。特徴的なのは、喉から体下面の緑がかかった黄色と褐色の縦斑があります。嘴は短い円錐型で脚は肉色。草陰が好きでシッに近いチッという地鳴きをします。
近かったのでアップです。嘴の上の方は黒っぽく、下の方はうすいピンクです。蝋梅の黄色の花と比べても、アオジが改めて黄色いということがよく分かります。
アオジの「アオ」は昔で言う緑のことです。この緑、山吹色と言われたり、黄緑と言われたりしますが、確かに気持ちみどりがかっている気もします。昔の人はそのわずかな、みどりっぽさを感じて、アオジと命名したのでしょうか?
同じようなショットですが綺麗なのでアップです。
アオジは妖怪「送り雀」?
Wikipediaをみていたら、妖怪「送り雀」と言うのを見つけました。その昔、夜道で人が転倒すると襲ってくると言う怖い妖怪です。その「送り雀」の鳴き声が、アオジに似ているということから、この妖怪を「蒿雀(アオジ)」と呼ぶこともあるそう。可愛らしいアオジが妖怪に例えられているとは面白いものです。
おそらく夜道で転倒しないように気をつけなさい、と言う戒めのための妖怪だと思いますが、実際のアオジは夜は寝ちゃっていますね。寝ているはずのアオジのような声が夜道から聞こえて来たら確かに怖いかもしれません。
アオジ別ショット
こちらは別の日、別の場所で見かけたアオジです。この時は珍しく、小道に6〜8羽で現れて採餌をしていました。かなり近づいても逃げなかったのですが、写りがそんなによくなかったので、単独エントリーにはしないまでもご紹介です。
参考「妖怪送り雀」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%81%E3%82%8A%E9%9B%80