フクロウ2羽@記録〜横浜市緑区【動画あり】
アイキャッチを見た方には申し訳ないのですが、かろうじてスチールにフクロウが映ったのはこれだけです。ギリ証拠写真と言った感じでしょうか。
よく探してみると、写真の上の方。
フクロウです。スチールだけだと断定は難しいですが、動画では鳴き声がバッチリです。ちなみにこのの時は、狙って撮影することは出来ず、鳴き声がする方向に向かって適当にフラッシュオンでシャッターを切っていました。
フクロウ夜明けの木の上
この時に撮れたスチールはこれのみですが、動画には色々と映っていました。
フクロウ2羽動画(記録)
まあ、動画でも真っ暗闇なので映っているのはシルエットのみです。ですが、2羽が追いかけるように飛んでいくのが分かります。場所は以前のエントリーで鳴いていたところです。
この場所に居着いていることはほぼ確実でしょう。前回のエントリーからも、鳴き声は何度も記録されています。
2羽で居たことについてですが、つがいか、夏場もし営巣していて、親子ということであれば、親鳥と若鳥が、この時期まで狩のトレーニングをしている可能性もあるかと。
この冬にここから出ていってしまうか、1羽になるか?見逃せない観察ポイントです!
何も映っていませんが…
参考までに、森でのP950のフラッシュの実力を試すことができました。肉眼ではほぼ暗闇ですが、意外と届くなぁと感じました。
そして…。
【情報提供】フクロウ〜スマホで撮影@神奈川区
こちらは外部の情報提供者による写真です。
なんと!スマホではっきり撮れてるじゃないですか!
10月16日の夜22時ごろ、鳴き声に気づいて電柱を見たらいたそうです。また、鳴き声はいつもの「ホゥ! ホッホッ」ではなく、「キュアキュア(ギャーギャー)」に近い感じで鳴いていたとのこと。
この鳴き声は、調べると威嚇の時に出す声とのことなので、縄張り内になんらかの侵入者を感知していたのかも知れません。場所的に電柱のてっぺんなので、その可能性も高いかと。
ちなみに、緑区と神奈川区は一部が隣接しており、区境での目撃情報なので正式エントリーではないですが、今回エントリーしたフクロウが居着いているであろう場所からは、さほど離れておらず、この範囲で多数のフクロウが居ると考えるより、緑区のフクロウの縄張り範囲内なのでは?と推察いたしました。
情報提供者様、貴重な情報と写真をありがとうございました。
いずれにせよ、フクロウをはっきり目視、もしくは記録に収めるのであれば、宵の口か、昼間寝ているところを発見するか、今回のように早朝しかないかと思います。
運が良ければ、上記のように電柱のてっぺんで鳴いていたりすると思います。夜の散歩をしましょう(不審者に間違われない程度に)。
とにかく、皆様の周りにフクロウが居ることは間違い無いので、引き続き情報提供をお待ちしております。
フクロウ基本情報
- 名前:フクロウ 漢字:梟・鴞 英名:Ural owl
- フクロウ目フクロウ科フクロウ属
- 留鳥(九州以北)
- 全長:50〜60cm 翼開長:95〜110cm
主な特徴
虹彩は暗黒色で嘴は黄色。顔に「顔盤」と呼ばれるハート型に見える羽が特徴的で暗闇での集音に役立つ。体は全体的に茶褐色で黒褐色の斑模様。肩羽の一部が白。胸からお腹は灰褐色で、縦斑が目立つ。雌雄同色だが日本には4亜種がおり、微妙に違う。足まで羽毛が覆う。指は前に2本、後ろに2本あり獲物や木の枝をがっちり掴めるようになっている。幼鳥はふさふさした羽に包まれ、丸っこくぬいぐるみのように愛らしい。
亜種・フクロウ/エゾフクロウ/モミヤマフクロウ/キュウシュウフクロウ
主な行動
1羽かつがいで行動する。昼間は木々の上でじっと休息していて、基本は陽が沈む頃から行動を開始するが、まれに日中行動することもある。大きな木の樹洞に営巣し、餌はネズミ、モグラ、カエル、他鳥類などを羽音を立てずに狙う。首が左右に270度近く回る。鳴き声は「ゴゥホウ(一呼吸おいて)ホウ、ホウ」で、地鳴きは低い声で「ホホホホホホ」、威嚇の時に「ギャァ」と鳴くこともある。
古くから人々に親しまれ「叡智の象徴」「森の賢者」などと呼ばれる。