ムナグロ@横浜市緑区

ムナグロの情報を提供いただきました。ムナグロはごく稀に渡りの時期にみどりの鳥地区に立ち寄ってくれますが、今回やってきた個体の中にはほぼ夏羽のものもいました。
ムナグロ冬羽

こちらは冬羽ですね。
アマサギでも居ないかなと本日よってみたところ、線路側の真ん中辺りに3羽ほど発見しました。
逆光だったので反対側からも見てみようと行ってみたら全部で7羽ほど居ました。
帰って確認したら陽炎が出ていて解像していなかったので夕方に再度挑戦。個体が増えていた感じです。
しばらく撮っていたらチョウゲンポウが現れ飛んでしまいました。情報提供者より
とのこと。
ムナグロ夏羽

そして夏羽。繁殖期に顔が黒くなるタイプの野鳥は何種類か思い当たります。

春の渡りの途中で寄るので、たくさん食べる必要があります。耕した後の田んぼなどは絶好の餌場でしょう。
毎年寄ってくれているのか分かりませんが、チャンスはこの時期だけです。
参考:ムナグロとダイゼン
名前が全く違うのですが、非常に似ているダイゼン。たまたま管理者が撮ったダイゼンの写真があったので参考までに。

ちなみに「みどりの鳥地区」でダイゼンを見ることはほぼありません。ダイゼンとムナグロの見分けが難しいのは、海(主に干潟や砂浜)にムナグロが居る時です。
主な違いの比較表
ムナグロとダイゼンの主な違いを下記にまとめました。
| 特徴 | ダイゼン (Black-bellied Plover) | ムナグロ (Pacific Golden Plover) |
| 全体の色味 | シルバートーン(白・黒・灰色) | ゴールドトーン(黄褐色、金色がかる) |
| 大きさ | やや大きい(全長約29cm) | やや小さい(全長約24cm) |
| 出現地 | 主に海岸・干潟で見られる | 海岸のほか、渡りの時期は水田・畑・草地でも見られる |
| 嘴(くちばし) | ムナグロより少し太め | ダイゼンより少し細め |
| 後趾(あとあしゆび) | あり(後ろに小さな趾があり計4本) | なし(趾は3本) |
| 飛翔時の特徴 | 腋羽(脇の下)が黒いのが目印 | 腋羽は淡い褐色で目立たない |
英名によく特徴は表れていますね。ダイゼンはモノトーン、ムナグロはゴールド味が強いということです。

しかしながら冬羽となるとちょっと話が変わってきます。ムナグロとダイゼンの冬羽はかなりよく似ていますが、みどりの鳥地区のように、田んぼに現れるとなるとほぼムナグロです。
余談になりました。
ムナグロ基本情報
- 名称:ムナグロ 漢字:胸黒 英名:Pacific Golden Plover
- チドリ目チドリ科ムナグロ属
- 全長:24cm 翼開長:67cm
- 旅鳥(主に春秋の全国の水辺、田畑など・一部では越冬)
- かなりのレア鳥としてアメリカムナグロ・ヨーロッパムナグロ
主な特徴
夏羽は、顔から胸、腹にかけて黒。この黒い状態が名前の由来となっている。額から目の上、頬など黒い部分を囲むように白。冬羽は、黒味はなくなり、頭部から体上部、羽は褐色、茶褐色、黄色などの複雑な斑模様。この羽の黄色い部分(ゴールド)と大海原を渡る習性が英名の由来と思われる。また、冬羽から夏羽(その逆も)に移行中は、黒みが薄かったり、横斑状に見えたりと個体差が大きい。若鳥は全体的にコントラストが薄く、胸や腹には鱗上の褐色模様がある。嘴と脚は黒褐色。
主な行動
旅鳥で長距離飛行が可能な全長の3倍近い長い羽を持つ。アラスカで繁殖し、ハワイやオーストラリアで越冬する。日本では渡りの途中の春秋の時期に見られ、海辺より内陸の沼、湿地、水田などに飛来することが多い。地面を歩きながら虫やミミズなどを食べる。飛びながら「ピョーピピョー」などと鳴く。
