ヒクイナ@梅田川

ヒクイナの情報をいただきましたのでアップいたします。ここのところ毎年声は聞いていたので、姿がばっちり撮られたのは珍しいと思います。
ヒクイナ〜横浜市緑区梅田川

ヒクイナはムクドリくらいの大きさの水鳥です。名前の由来である、赤褐色の胸から腹部、オリーブがかった暗褐色の背中、そして鮮やかな赤い虹彩と橙色の脚が特徴的です。葦原や湿地の草むらを好み、警戒心が強く「見られたらラッキー」なのですが、今回は池の淵をかなり堂々と歩いていたと見られます。

橙赤色の脚がはっきりと写っています。クイナの仲間は、この長い趾(あしゆび)を使って水陸両用を実現しています。湿地を歩くのも泳ぐのにもある程度適した形状です。

梅田川遊水地は治水目的で整備された池ですが、野鳥を観察しやすく、カワセミもよく見られます。小さいながら希少種が立ち寄る豊かな湿地環境でもあります。定期的にチェックですね。

後ろに綺麗な緑の植物ですが、オオフサモでしょうか? よく河辺などにも密生しているところを見ますが、調べると特定外来種なのですね…。

ヒクイナは夏鳥で、日本にやってくるのは繁殖期にあたりますが、雌雄で羽色に差がないため、つがいで行動していても見た目では区別がつきません。葦原に潜む生活スタイルから、目立つ性差を持つ必要がなかったと言われています。
鳴き声や行動パターンが、オスとメスを見分ける数少ない手がかりとなるようですが、みどりの鳥地区では、立ち寄る程度で、レア鳥扱いです。
情報提供者のアドレスです
https://zoopicker.com/images/1008890
鳴き声はこちら
ヒクイナ基本情報
- 名称:ヒクイナ 漢字:緋水鶏 英名:Ruddy-breasted crake
- ツル目クイナ科ヒメクイナ属
- 夏鳥・西日本では一部越冬
- 全長:23cm
主な特徴
顔から胸、腹にかけて赤褐色。虹彩と脚も赤く、火のように緋いクイナ=ヒクイナという名の由来になっている。身体上部は灰緑暗褐色。嘴は黒で、それ以外の部分は暗緑褐色で下腹部には他のクイナ類で見られる、白黒の横斑がある。尾羽は短い。雌雄同色。趾が長く、首を前後しながら泳ぐ。若鳥はほとんど赤味がなく地味。本州で見られる亜種ヒクイナの他に、南西諸島の亜種リュウキュウヒクイナは少し羽色が暗い程度で判別は難しい。
主な生態
東南アジア・中国南部などで越冬し、日本には夏に繁殖しに飛来するが、近年北海道では見られなくなったという。水辺(田んぼや湿地、葦原など水深の浅い所で身を隠す場所を好む)を歩き回りながら、採餌(主に動物性だが種子なども食べる)する。尾羽をピコンと立てる動作が可愛いらしい。よく夕方から夜に「コッコッコッコッ」(キョやクォにも近い)と連続で鳴き、「コッコッココココココ…」と一定のペースで短くなってくる特徴的な鳴き方をする。昔の人は、この声を戸を叩く音に例え、古典文学にしばしば登場する。
