コチドリ雛と親鳥@資材置き場

コチドリ親子がなんと、資材置き場にて子育てをしておりました!
場所は横浜市緑区三保町にある SUGIKO横浜資材置き場です。コチドリは本来、小石や砂利が広がる河原などに営巣する鳥ですが、近年は工事現場や資材置き場の砂利地に巣を作る事例も増えているそうです。
ここで抱卵していたかは目撃できていませんので、あくまでも想像ですが、これくらいの雛がチョロチョロしているということは、この近くで生まれてこの資材置き場に迷い込んだのかも知れません。
コチドリつがい+雛2羽ファミリー

コチドリは「早成性(そうせいせい)」の鳥で、雛は孵化して羽が乾けばすぐに歩き回り、自分で餌を探し始めます。親に運んでもらうことなく、最初から自立した足取りですが、おぼつかない場合もしばしば。

白線上で雛がじっとしています。この時は親鳥からの警戒サインを受け取っている時です。小石の上だとほぼ見分けが付かないカモフラージュなのですが、アスファルトの上だと結構目立っている気がしますね笑。

コチドリは脚が長いのが特徴です。そしてその脚を素早く動かして素早く歩きます。雛も身体のバランスからして脚が長いのが可愛らしいです。下のリール映像も脚に関するコメントが多いですね。
コチドリみどりの鳥公式 Instagramリール
体や首をほとんど揺らさず「スタタタッ」と小走りして止まり、方向を変えてまた歩き出します。これがコチドリ特有の歩き方で、「ちどり足」の語源ともいわれています。まるで早回しの映像を見ているようです。

目の周りの黄色いアイリングと、首元を一周する黒い帯がコチドリの大きな特徴です。よく似たイカルチドリや、シロチドリと見分けるポイントでもありますが、シロチドリは海に居ることが多くみどりの鳥地区で見ることはほぼありません。イカルチドリは一回り大きいです。
なお、この黒い帯が雄に比べて細くコントラストが薄いのが雌とされますが、個体差もあります。繁殖期は比較的雌雄の判断はつきやすいです。
コチドリの子育てで特徴的なのが、雛が定期的に親鳥の元に戻って、羽の下に潜り込むことです。甘えん坊な感じが可愛いです。
コチドリ親子〜長めの動画もどうぞ
こちらの動画は長めの編集ですので、ゆっくりとお楽しみください。
親鳥が天敵に対して見せる行動のひとつが擬傷(ぎしょう)です。ケガをしたふりで羽をばたつかせ、敵の注意を自分に引きつけて雛を守ります。

父鳥と母鳥、雛2羽でしたが、資材置き場なのでフォークリフト車が動き回る中で、雛たちもチョコマカと歩き回るので、親も心配でしょう。

足の多さでわかると思いますが、親鳥の下に潜る雛です。別アングルからの撮影です。

こちらは、別の場所で同日撮影したのですが、親鳥のはっきりした姿が見られたのでアップです。
今年はコチドリラッシュですね。
コチドリ基本情報
- 名称:コチドリ 漢字・小千鳥 英名:Little Ringed Plover
- 分類:チドリ目チドリ科チドリ属
- 渡り:北九州より北東では夏鳥、本州以南では一部が越冬。横浜・みどりの鳥地区ではほぼ夏鳥として観察される。
- サイズ:全長16cm・翼開長42〜48cm
- 産卵:地面の浅い窪みに、保護色の卵を平均4個産む。抱卵期間は約22日間。
見分け方の特徴
コチドリ最大のトレードマークは、目の周りをぐるりと囲む黄色いアイリング。嘴の基部から過眼線にかけては黒く、額にも黒いラインが入る。頭頂は褐色で、嘴の下から首まわりは一旦白くなり、その下にもう一度黒い帯が一周する。
雌雄はほぼ同色だが、この首の黒い帯が雄に比べて細く、コントラストもやや薄く見えるのが雌とされる(ただし個体差あり)。冬羽になると、雌雄ともに黒い部分が不明瞭になる。
体の上面は薄い褐色、胸から腹、体の下面は白。足は黄色みを帯びた肉色、嘴は黒褐色。
行動の特徴
コチドリの歩き方はとても個性的。体や首をほとんど揺らさずに「スタタタッ」と小走りし、ふと止まって方向を変え、また歩き出して採餌する。
また、敵が近づくと擬傷(ぎしょう)という行動を見せることがある。ケガをしたふりをしてヨタヨタと歩き、敵の注意を自分に引きつけて雛を守る習性で、主に地面で子育てをする野鳥類に見られる。
繁殖期には上空を飛びながら「ピョーイピョーイ」「ピョピョピョピョ」と鳴き、ディスプレイフライト(誇示飛行)を行う。体の大きさに比して翼開長が広く、飛行性能の高さもコチドリの特徴のひとつ。
雛・子育てについて
コチドリは小石や砂利が広がる場所に営巣する習性があり、近年は工事現場や資材置き場の砂利地に巣を作る例も増えている。今回観察した資材置き場も、まさにその一例といえそうだ。
巣といっても立派なものではなく、地面に浅い窪みを作るだけ。そこに剥き出しのまま、平均4個ほどの卵を産む。卵自体も保護色になっており、肉眼ではかなり見つけにくい。抱卵期間は約22日間で、孵化した雛は羽が乾くとすぐに歩き回り始める。
雛も保護色をまとっており、危険を察知すると親の合図でその場でピタッと静止する。これがまた見事な隠れ方で、動かれると見つけられても、止まっていると本当にわからなくなる。
雛は自分の足で歩き回って採餌するが、時々親鳥のもとに戻ってきて、お腹や羽の下にすっぽり潜り込む。この瞬間が、観察していてもひときわ愛らしい。



