カワセミ若鳥2羽@威嚇行動?

またまた目撃しました。カワセミのせめぎ合い。一見ダンスのようにも見えるこの奇妙な間合いと動きは、縄張り争いや親が幼鳥を独立させるための「威嚇行動」というふうに言われています。
2羽の若鳥(幼鳥)のせめぎ合い?
親子かなと思ってみていましたが、両方とも胸のあたりのオレンジ部分にまだ少し若鳥っぽい鮮やかでない部分が見られました。ということは、若鳥の縄張り争い?はたまた兄弟喧嘩?なのでしょうか?

見どころはこの微妙な間合いをどんどん詰めていく様子です。その間に背伸びのような動きや、頭こっくりを繰り返してたまにシンクロします。カワセミのちょこちょこ歩きも非常にユーモラスです。

だいぶ近づいていきました。カワセミの脚ですが、ほぼ歩くことはないので、身体のバランス的にもおかしいくらい小さくなっているのですが、水中に飛び込む時に邪魔にならないようになったとか。
また、小さな巣穴を移動するのにも、これくらいが適しているのだそうで。赤くて小さな脚をチョコチョコ動かして間合いを詰める様はなんとも見ていて楽しいです…、が…

実は2羽にとっては、いつ譲るのか?逃げるのか?耐えるのか?という極度の緊張状態なのです!
動画の方が伝わるでしょうから、リンクを貼っておきました。
カワセミ威嚇行動ショート動画でどうぞ!
動画は同じ日に撮影したものです。このせめぎ合いはかなり長く行われていて、なんと10分以上もこの場所でやっていました!
カワセミ基本情報
- 名称 カワセミ 漢字:翡翠、翡翆、魚狗、川蟬
英名:Common kingfisher - ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属
- 全長:17cm
- 留鳥(ほぼ日本全国で一部は漂鳥)
カワセミの魅力
大きな頭に大きな嘴、というほぼ二頭身に見えるスタイル。足も小さく、よちよち歩き。そしてなんと言っても美しい羽色。みんなの人気者です。
緑の多い場所であれば、川や池、公園の水辺、田んぼの用水路など、実に身近な場所で出会うことができます。特徴的な姿をしているため、一度見れば他の鳥と見間違えることはありません。体上部は、光の当たり方によって、青にも、あるいは翡翠のような緑にも見える、羽の微細な構造が光を反射することで生まれる「構造色」と呼ばれています。
特に背中から腰、上尾筒、尾羽までの輝くようなコバルトブルーは見事で、飛んでいるとよく目立ちます。飛び方は水面と平行に一直線に素早く飛んでいきます。飛んでいる時、もしくは飛ぶ時に「チーッ」「チッチッチッ」などと鳴きます。
胸からお腹、下尾筒と耳羽(前部)はオレンジ色。喉と耳羽の後ろは白く、脚は赤色。雌雄はほぼ同じ色合いをしていますが、雄の嘴は黒一色、雌は下側の嘴が赤みを帯びています。頭部には空色の細かい斑と黒の縞模様が入りドットのようにも見えます。
若鳥は成鳥よりも羽色がややくすみ、胸から腹に黒っぽい色が残ることがあります。脚も成鳥の鮮やかな赤色に比べ暗めで、嘴もやや短めですが、雌雄の差である下嘴の黒と赤は幼鳥も同じです。
特徴的な生態
カワセミは行動にも見どころが多い鳥です。普段は水面近くの枝にとまり、じっと獲物を見定めてから一気に飛び込み、魚や甲殻類、水生昆虫、時にはカエルなどの両生類まで捕えます。都合の良い枝が見当たらない場所では、空中でホバリングしてから飛び込むこともあります。
繁殖期には雄が雌へ「求愛給餌」を行いますが、その際、雌が食べやすいようにわざわざ魚の向きを頭に向けてから渡すという、細やかな一面も持っています。秋になると2羽が寄り添うようにシンクロして動く姿や、若鳥同士がなわばりを巡って争う場面が見られることもあり、一年を通して観察者を飽きさせません。


