ムクドリの群れにコムクドリ2羽?@横浜市港北区

この時期のムクドリの群れを狙う!のは?
電線にはたくさんのムクドリが集まっていました。この時期によく見かける光景ですが、双眼鏡で何となく眺めていると……
ん? 頭が白いのがいる。
いました、コムクドリです。
クリーム色の頭が目印

今回確認できたのは、これだけのムクドリの中に2羽でした。まさに「コムクドリを探せ!」状態でした。
例年はもう少し早めから現れるのですが、どうしても8月の暑さに負けて探鳥ままならず、昨年は逃してしまっておりました。
なので今年は確認しに行かねば!ということで、よく現れる港北区、新横浜近辺を探しました。

写真は距離がかなりあったこともあり、残念ながらそれほど鮮明には撮れませんでしたが、確認できたので良かったです。
コムクドリ雄

拡大すると、ムクドリとは明らかに違うクリーム色の頭部と、特徴的なお腹、そして翼の白い部分が確認できます。そして何より赤い煉瓦色のほっぺ(耳羽)。
この赤煉瓦色の部分は雌にはなく、雄と思われます。

群れの中で行動するコムクドリ2羽?
追記:当初1羽だけと思っていたのですが、下の写真の個体は、上に比べてほっぺの煉瓦色の斑が小さいです。なので別個体と思われます。

周囲のムクドリと並ぶと、コムクドリの方がひと回り小さいことも分かります。コムクドリは、秋の渡りの時期になるとムクドリの群れに混じって行動することがあります。
今回もまさにそのパターンかと。電線には横に長く、数十羽のムクドリが集まっていましたが、ポツンと2羽?だけでしょうか?こちらが見つけられないだけで、もしかしたらもっと居たのかも知れません…。
9月は渡りの季節

ムクドリの群れが移動すると一緒に移動します。コムクドリの風切羽は光によっては濃緑や濃紺に見えます。なかなか綺麗なのですが、今回はほぼ見えず。
コムクドリは北海道や本州中部以北などで繁殖し、秋になると南へ移動していく夏鳥です。
みどりの鳥地区内では、コムクドリは通過点として時折目撃されています。
みどりの鳥では以前にもほぼ同じ場所で
「みどりの鳥」では、2024年の8月末から9月にかけても、ほぼ今回と同じ場所でムクドリの群れに混じるコムクドリを観察しています。その時は複数羽が確認できましたが、今回は1羽だけ。
コムクドリだけで小群でいるところも観察されています。
「コムクドリを探せ!」状態

遠目には全部同じムクドリに見えても、双眼鏡で一羽ずつ見ていくと、ときどき雰囲気の違う鳥が混じっています。よく間違えるのは色が薄い幼鳥です。
今回のように、「何十羽もいるムクドリの中に、コムクドリが1羽」ということもありますので頑張って探したいと思います。
過去のコムクドリの投稿
秋の鶴見川でムクドリの群れを見かけたら、ぜひ少しだけ立ち止まって探してみてください。白っぽい頭が、ひょっこり混じっているかもしれません。
コムクドリ基本情報
- 名称:コムクドリ 漢字:小椋鳥 英名:Chestnut-cheeked Starling
- スズメ目ムクドリ科コムクドリ属
- 夏鳥(本州中部以北、以南では旅鳥)春秋に低地を通過する
- 全長:19cm
雄は頭から顔にかけてクリーム色で、頬から耳羽に赤褐色の斑が見られる。個体によっては喉のあたりまで赤みが出ることもある。体上面は黒っぽく、光の当たり方によって青紫色や緑色の光沢が見える。中雨覆と上尾筒が白く、翼をたたんでいても白い部分がよく目立つ。
体下面は青灰色から白っぽく、クリーム色の頭部との組み合わせはかなり特徴的。
雌は雄ほど派手ではなく、全体に褐色味を帯びた落ち着いた色合い。ただし顔まわりは比較的白っぽく、体もムクドリより淡く見えるため、よく観察するとムクドリと見分けるポイントとなる。
雌雄とも嘴は黒く、口の中も黒色。脚も黒っぽいのが特徴。幼鳥は雌に似ていますが、全体的に色が淡く、薄い茶褐色味が強く見える。また、若い個体では嘴の基部に黄色味が残ることがある。
コムクドリは単独よりも小群や群れで行動することが多く、渡りの時期にはムクドリの群れに混じることもある。そのため、秋にムクドリの大きな群れを見かけたら、一羽ずつ注意して見てみると、思わぬところにコムクドリが紛れているかも。
他にもムクドリの仲間にはギンムクドリや、ホシムクドリといった美しい色合いを持つ種類がいる。
