アオサギ負傷@鶴見川
翼を負傷しているアオサギを鶴見川鴨居近辺で見たという情報をご提供いただきました。右の羽が垂れ下がっていて飛べない様子です。
上の写真をよく見ると嘴に何か咥えているので採餌は出来ているようです。
後日撮影時も同じ場所に居ました
羽を怪我している?のが分かるかと思ったら「空き缶」でした。大きく移動して居ないので、やはり飛べないようです。鶴見川の鴨居近辺です。情報提供者の方は、何らか手を述べることは出来ないかということで、横浜の動物園が神奈川県より委託を受けて、「傷病鳥獣保護の取組み」をしていることが分かりました。近隣だとズーラシアが該当します。
横浜3動物園 傷病鳥獣保護の取組み
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/hama-zoo/damage.php
がしかし、新型コロナ肺炎ウィルスによる影響で現在保護の受入は出来ないとのことでした(投稿時点)。
横浜動物園ズーラシアは行ったことがある人ならご存知の大きな動物園で、近隣には横浜市繁殖センターという国内外を問わず、希少動物を繁殖させ、野生に回帰させるという事業を行っています。知っておいて損はないと思います。
この写真を見ると、右の羽のひどい損傷が分かります。ちょっと考えたのはなぜこうなったのか?という点です。
アオサギの成長と言えば最大級です。果敢な猛禽類に攻撃されたのでしょうか?はたまた、採餌時の縄張り争いでしょうか?子育て中のカラスと喧嘩でしょうか?
あと考えられる外敵は、ネコやタヌキ、ハクビシンと言った連中が思い浮かびますが、どれもアオサギにここまでの怪我を負わせられるとは考えにくい気もします。
その後も近辺にいたようです。じっとしているとただ「アオサギが居る」なと気がつかないかも知れませんが、やはり右翼は垂れ下がっています。
アオサギは普段はどちらかというと捕食する側だと思います。野鳥なので自然に生きるしかないと思いますが、この辺りの河原は樹木が伐採され、サギ類の休む場所がなくなってしまいました。
せめて何かしてあげたいという情報提供者の方の思いは私にも分かりますので、こういうことがあったという記録情報としてアップしました。
この投稿は情報提供者 による写真と内容で構成しています。
アオサギ
- アオサギ 漢字:青鷺 英名:Grey heron
- ペリカン目サギ科アオサギ属
- 留鳥(北海道では夏鳥)
- 全長:93cm 翼開長:160〜175cm 体重:1.2〜1.8kg
>この辺りの河原は樹木が伐採され、サギ類の休む場所がなくなってしまいました。
まさにその通りで、この伐採は野鳥にとっては寝る場所もなくなり、ひどいと思いました。横浜川崎治水事務所にも抗議しましたが、予算を使い切る必要があったのか、2020年1~3月に伐採を強行されてしまいました。 なんとか自然を保護する手立てはないものでしょうか。。
コメントありがとうございます。鶴見川の河川敷伐採は上流まで及んでいますね。また、青葉区内の恩田川でも河川敷の護岸整備が始まっています。木々は伐採され、カルガモの営巣が厳しくなると思われます。日産スタジアムもあるので、治水工事は一度ここで完了、今後については見直しをしてもらいたいですね。苦慮しております。