トモエガモ@横浜市緑区〜恩田川
ん?肉眼ではコガモの雄に見えましたが、何やら様子が違う!これは!なんと!トモエガモ雄ではないですか!
慌てて、シャッターを切ってたら、上空を猛禽類がカラスに追いかけられているのが気になり、トモエガモは逃げないだろうと判断し、そっちに気を取られていたら、寝てしまいました…。
トモエガモ寝る
そして、猛禽の写真はろくに撮れないまま、トモエガモはお休みになってしまいました。
これはこれでじっくり撮れて、特徴の一つである肩羽の様子などもよく見えて良いのですが、やはり顔をもう少しちゃんと撮りたいです。
まあ、ここまで撮れたので、一旦上流へ。時間をおいて目が覚めて動き出すのを待つことにしました。しかし恩田川はこうやってたまに、レアガモが現れるので油断できません。この時も、他のカモの群れにしれっと混じっていました。
トモエガモ
きちんと撮れました。
改めて基本情報など。
トモエガモ基本情報
トモエガモ 漢字:巴鴨 英名:Baikal teal
カモ目カモ科マガモ属
冬鳥:日本海側では多く見られ、太平洋側では少ない
全長:40cm 翼開長:65〜75cm
主な特徴
雄の顔はクリーム色と緑、黒で分かれ巴模様のように見える。頭頂から嘴は黒で、眉斑から後ろに後頭部まで伸びる白い線は、後ろから見るとクロスしてXに見える。体上面は、茶褐色で、肩羽の一部が長く笹状に垂れ下がる様は美しい。体側面は青灰色で縦に白い線が入る。胸部はうすい赤褐色で、黒褐色の点々がある。雌は全体的に褐色、または赤褐色で、顔はうっすらと巴模様に見える。嘴基部に白い斑がある。翼鏡は緑。かつては食用として美味とされていたが、現在は絶滅危惧II類 (VU・環境省レッドリスト)。
眉斑から伸びる白いラインがクロスしてます。剃り込みみたいでカッコイイです。
晴れだったのでコントラスト強めになってしまいます。
巴模様とは
トモエガモの名の由来である、巴マークとはそもそもこれです。これは三つ巴で、2つとか4つとか、他にもマガ玉の形が違うやつなど様々なバリエーションがあります。全体的に今回撮れた写真では分かりにくいのですが、顔の模様の形がこれに似ている!というわけです。
よく、太鼓などに描かれてたりしますね。
コガモや、ヒドリガモに混じってむしゃむしゃ採餌をしておりました。
トモエガモは横浜市内でもたまに見られています。いずれにせよかなり稀な来訪なので、みどりの鳥的にはかなり嬉しいです。いつものカモの群れも要注目です!
トモエガモ動画
大した動画ではありませんが、アップです。トモエガモなので。