キジ@横浜市都筑区

キジを撮影したということで、情報提供いただきました。キジは「居るよ、居るよ」と言われつつ、何気にみどりの鳥では初登場となりました。ご提供ありがとうございます。

初春に「ケーン」というしゃがれ声を出して、鶴見川近辺での目撃例や、鳴き声を新治で聞いたなど、ちょくちょく情報はあります。今回は冬の目撃例で、より北部の都筑区なので、やはり居るところには居るんだなぁ、と感じました。
キジ基本情報
- キジ 漢字:雉、雉子 英名:Common Pheasant(Green Pheasant, Japanese Pheasant)
- キジ目キジ科キジ属
- 留鳥として本州から九州までの平地、山地から河川敷など
- 全長:雄81cm 雌58cm
主な特徴
日本固有種であり国鳥。雄は繁殖期に「ケケ、ケケ」「ケー!ケーン!」としゃがれ声で鳴き、両翼を広げて胴体に打ちつけて羽音を立てる「母衣打ち(ほろうち)」をする。顔に赤い「肉垂」があり、ハートを横向きにしたような形で繁殖期は大きくなる。頭部から首、胸から下腹部にかけて、紫や緑の光沢のある綺麗な色。後頭部に短い冠羽がある。羽は青灰色で、肩羽に特徴のあるウロコ型の模様がある。尾羽は長く、淡いピンク色で黒い線が入る。脚に「蹴爪」がある。雌は全体的に黄褐色で複雑だか美しい模様。雄ほどではないが尾は長い。

キジはご存知「国鳥」です。有名な桃太郎はもちろん、万葉集、徒然草、古事記などの古典文学にたびたび登場します。
キジの美しい模様と国鳥への選定
キジが国鳥に選定されたのは、昭和22年だそうです。その雄の美しく優雅な姿はもちろん、食べた時の味も「美味い」というコトからだそうです。国鳥に指定しておきながら狩猟の対象で食べて良い、というなんとも言えない存在のキジ。ちなみに雌は狩猟鳥から外されているそうです。

キジは国鳥、そして狩猟対象の鳥ゆえ、人口放鳥が盛んで亜種が4種類いたものの、交雑が進み今はほとんど見分けがつかなくなってしまったとのこと。
とはいえ、そんなにしょっちゅう見られる鳥ではないので、情報提供は引き続きお待ちしております。ちなみにキジは飛ぶのは不得意で、歩くのは得意とのこと。
この投稿は情報提供者による写真と内容で構成しています。