ヒレンジャク@寺家ふるさと村
やっと会えました。ヒレンジャクでした。しかしながら朝ということで、ほぼ陽が当たらず。そして留まっている位置の枝も多く、なかなかいいアングルで撮れませんでしたが、会えたので満足です。
特徴的なその冠羽。歌舞伎役者のような顔。羽の所々にある緋色(あけいろ)がポイントです。
ヒレンジャク基本情報
- ヒレンジャク 漢字:緋連雀 英名:Japanese Waxwing
- スズメ目レンジャク科レンジャク属
- 全長:17〜18cm
- 冬鳥として全国の平地や山地、森林や公園など。
主な特徴
全体的にベージュっぽい色だが、所々にある赤い羽と特徴的な冠羽で人気の野鳥。過眼線からの黒が冠羽に到達するのがヒレンジャク。似ているキレンジャクは過眼線が冠羽に到達しない。顔の周りに赤みがかかり、翼にも赤い部分がある。次列風切の先端、下尾筒も赤、尾羽の先端も赤(キレンジャクの尾羽先端は黄色)。嘴と脚と喉が黒。虹彩は暗赤褐色で雌雄同色。好物の実がなる木(ヤドリギ、ナナカマド、ネズミモチ、ズミなど季節による)に訪れる。「チリチリチリ」と鳴く。
見ての通り、ヤドリギに夢中です。しかし、ばっちりその姿は見られませんが、尾羽の赤は見えています。この尾羽の先が黄色だとキレンジャクです。
このアングルで次列風切の赤はよく見えます。そして、雄は初列風切羽の白い部分の先端にさらに赤斑があるとのことですが、確認できず。
お腹はクリーム色というかベージュに白がかかったような感じですが、陽が当たらず、かなりグレーに見えてしまています。ちなみにこの時は3羽いました。
レンジャク(連雀)とは、漢字の通りスズメのような小鳥が連なっている様です。ヒレンジャクは群れでいることが多く、時には数百羽におよび、キレンジャクと混群になることもあるとのこと。
ヤドリギの実が大好き
ヤドリギを食べたヒレンジャクはもちろん糞として排出します。写真のようにぶらーんと糞が垂れ下がりますが、これはヒレンジャクのお腹の調子が悪いわけでなく、ヤドリギの実の種はネバネバの納豆のようになっているのです。
種は糞として排出される時に、このネバネバによって他の木の枝にくっつき、新たな芽を出すのです。その名の通り、ヤドリギは「木の枝に宿る半寄生植物」なので、地面に種子が落ちてしまってはダメなのです。
動画も参考までに
映像自体は鮮明ではありませんが、後半ヤドリギを食べています。