サンショウクイ@横浜市緑区
木の枝を行ったり来たりしている鳥を発見。この後ろ姿?ハクセキレイ?いや、ハクセキレイが枝に留まっているところはあまり見ませんが…。
亜種リュウキュウサンショウクイ
おお、この顔は!サンショウクイでした。冬なので亜種リュウキュウサンショウクイ、と言うことでしょうか?ちなみにサンショウクイが地上を歩くことはほぼないとのこと。
サンショウクイは、一見ハクセキレイにも似ていて、モズっぽい感じもしますが、よく見ると独特でモノトーンでスマートな印象があります。
サンショウクイは山椒は食わずに、フライングキャッチで虫などを捕らえます。この時も木の枝の間を飛び回っていました。
サンショウクイとリュウキュウサンショウクイの違いポイント
サンショウクイの特徴 | リュウキュウサンショウクイの特徴 |
全体的にグレーっぽい | 全体的に黒っぽい |
胸から腹は白っぽく脇にやや灰色味がある | 胸から腹にかけて黒みがある |
額の白色部が広め | 額の白色部が狭め |
リズミカルに「ヒリリ」と鳴く | 単調に「ヒリリ」と鳴く |
亜種サンショウクイよりも。亜種リュウキュウサンショウクイの方が黒っぽいと言われます。この写真では陽が当たっているので、グレーっぽいですが、下の写真を見るとやはり白黒です。
上記表の特徴からして、この個体も亜種リュウキュウサンショウクイと判断。雌雄までの判断は難しいです。
サンショウクイは緑の鳥地区でも少ないですがぼちぼち確認されて来ています。亜種リュウキュウサンショウクイは名前の通り南の鳥です。が、近年北上の観察事例が増えてきているとされています。
サンショウクイ基本情報
- サンショウクイ 漢字:山椒食 英名:Ashy minivet
- スズメ目サンショウクイ科サンショウクイ属
- 全長:20cm
- 夏鳥または留鳥
主な特徴
雄は頭頂部から背中にかけてが黒から灰色で、雌は少し薄めの灰色。腮(さい)より下、腹部は白。全体的に尾が長くスマートに見える。亜種サンショウクイは、夏鳥として一部に飛来。亜種リュウキュウサンショウクイは、少し黒味が強く頭部の黒味もおでこくらいまで及び、眉班っぽく白で目立つ。
留鳥として、中国地方以南に分布。近年は北上の傾向があるとのことで、関東地方でも稀に見られるが近年は増加傾向にある。サンショウクイと言う名前だが山椒の実は実際には食べず、「ヒリリ、ヒリリ」と言う鳴き声からきている。
冬の四季の森公園展望台です。
参考にしたサイト
https://bird-atlas.jp/zukan.html
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/sanshokui/index.html