キジバト営巣@横浜市緑区

【手がかり1】キジバトが小枝を咥えてこの木の中に入っていくのを見ました。よくよく観察したら営巣しているようです。
キジバト営巣

写真にはありませんが、下に卵も見えていました。そして、この木の下に…。
キジバトの卵?

【手がかり2】なんと、割れた卵が。売られている鶏の卵にしては明らかに小さく、一つだけそして木の葉に囲まれるようにして落ちているという状況。
そして、よくよく見てみたら、居たというわけですが、かなり見える角度は限定されています。

ちょっと謎なのは、卵はなぜ落ちちゃったのだろう?という点です。実はこの場所では以前(2020年05月)にも卵が落ちているのを見たことがあるのです。
一見、かなり枝葉のガードは固く、カラスなどに襲撃される可能性は低そうです。この卵が落ちている日の前日や夜に、強風があったという事実もなく…。
こちらは昨日撮影したキジバト
以下は2023年09月16日撮影

卵の話の続きですが、ちょっと調べると卵が巣から落ちるのはそんなに珍しいことでもなさそうです。

確かに、キジバトの巣はそんなにがっちり周りを囲んでいるようなつくりではなく、ちょっとしたことで卵が落ちてしまいそうでもあります。

私が発見してしまったことで、営巣を諦めて出ていってしまうかも知れませんが、以前にも卵が落ちていたことを考えるとここは少なからずお気に入りの場所のようです。
キジバト基本情報
名称:キジバト(別名ヤマバト) 漢字:雉鳩 英名:Oriental Turtle Dove
ハト目ハト科キジバト属
全長:32〜35cm 翼開長:53〜60cm
留鳥として農耕地・森林・市街地まで幅広く ※北海道では主に夏鳥
亜種:リュウキュウキジバト
主な特徴
雌雄同色。頭部から背中は灰褐色で、首の横(顎側)に青と紺の縞模様が入る。お腹から体下部は、少しブドウ色に近い。肩羽と小雨覆は黒褐色から羽縁にいくに従いオレンジ。大中雨覆は灰色で羽縁は白っぽく全体的には鱗状。この羽がキジの雌に似ているとのことから名の由来にもなっている。嘴は灰褐色で脚はピンク色。虹彩はオレンジで目の縁が繁殖期には赤く目立つようになる。
主な行動
有名な鳴き声、「デーデーポッポー」だが、実際には「ボーボー ボ ポッポー」と、デーデーとはあまり聞こえない。低いテンションで喉元を膨らまして鳴く様子は愛嬌があり特徴的。たまに「ブン」と鳴く。つがいか、単独行動が多いが小群でいることもある。ピジョンミルクを雛に与えることによって繁殖期が通常の野鳥より長い。たまに猛禽類?と見間違えるような飛び方をする。