セグロカモメ水浴びをする@恩田川
セグロカモメの背は残念ですが黒ではありません。灰色です。他のカモメに比べて背が黒っぽいという意味と、これより濃いとオオセグロカモメという風に判断できます。みどりの鳥地区にやってくるカモメ類は、ほとんどこのセグロカモメかユリカモメです。
そして盛大に水浴びしていました。まあ、水にいつも浮かんでいるので、水浴びというよりは羽洗いでしょうか。
浅瀬に立って羽を水に浸けてバチャバチャやっていました。イラストなどに書かれたカモメは、羽の先を黒く描くということがままあります。留まっていると尾羽にも見える初列風切は確かに先が黒く、白い班があるのが特徴です。この特徴はセグロカモメだけでなく「カモメ」もほぼ同じような模様となっています。この部分が飛んでいると確かに黒く見え、カモメを描くときのトレードマークになっているのでしょう。
周りにいたカモ達も、ちょっと注目していました。チャームポイントの下嘴の先にある赤い部分も目立ちます。この部分をイラストで描く人は少ないんですよね〜っと思ったら「カモメ」にはこの赤い班はないのでした。
通常、頭から後頭部に褐色斑が見られますが、夏羽になると頭部は白くなるそうです。カモメ類は他の野鳥に比べて長寿で、一説には30歳を超えるとも言われています。冬になると登場するセグロカモメですが、最上地点で町田〜成瀬くらいまで遡上目撃例があります。