ヒヨドリ@ピラカンサの実を食べる

スズメ目ヒヨドリ科です
さて、ヒヨドリです。ヒヨドリの仲間が改めて少ない事に気づきました。分類上シロガシラくらいしか居ないのですね。イソヒヨドリはツグミ科ですし。
その日本全国津々浦々にいるお馴染みのヒヨドリですが、留まっている所がダイニングです。さあ、朝飯をいただこうかなと。

さあ、どれから食べようかな。ってほぼみんな同じですが、たくさんあると迷うもの。
ピラカンサの実
そう、この千成り状態の植物はピラカンサです。トキワサンザシやヒマラヤトキワサンザシを総じてピラカンサと言ってしまうことも多いそう。また「ピラカンサス」は別名とのこと。ここではひとまずピラカンサと呼ぶことにします。
では、いただきます。

ピラカンサの実はヒヨドリの好物です。他にもムクドリ、ツグミ、オナガなど鳥たちに人気の実です。

意外と動きが早くてブレちゃいます(そんなに焦って食べなくても…)。その野鳥たちに人気のピラカンサの実ですが、じつは毒(青酸配糖体と)があるとのこと。なので人は食べてはいけません(美味しそうですが)。
あれ?でも野鳥たちは美味しそうにパクパク食べていますね…。

同じようなショットですが、ほぼ連続で5つくらいは食べてました。
でもそれくらい食べるとヒヨドリは飛び去りました。
じつは、ピラカンサの実は10月くらいから赤くなり始めますが、野鳥たちはこの時期は食べないそうです。そしてなんと1〜2月になると実の毒が少し薄れてくるのだそうです。それを知ってかこの時期に野鳥たちは食べるのだそうです。
ただ毒が薄れているとはいえ、あまりいっぱいは食べないようです。ちゃんと知っていていっぱい食べ過ぎると害があるのを分かっているのでしょう。
そして、秋は他の木の実や餌も豊富なので、この餌が少ない時期に食べ頃(厳密にはなんとか食べられるようになった)のピラカンサの実を食べるのかもしれません。
もちろん、ピラカンサもそれを狙っているのかも知れませんね。