イソシギ幼鳥@横浜市緑区
イソシギは恩田川ではほぼ1年中見られて非常に身近なシギです。お尻をフリフリ上下させる特徴的な動作で遠目にも分ります。
よく見ると2羽いました。追いかけっこ?と思いきや…。
2羽揃って座っているじゃないですか!
これはちょっとあまり見ない状況です。イソシギはあまり座っているところも見かけませんが、2羽揃ってとは。
よく見ると後ろの個体は、一回り大きく、手前は小さいです。親子?雌雄?イソシギの雌雄を見分けるのは難しいです。お腹からの白い部分が側胸に食い込むというイソシギの特徴が奥の個体はちょっと分りづらいです。手前の個体はバッチリです。
イソシギの幼鳥2羽
拡大トリミングです。奥の個体と比べると、手前の個体は羽に茶色がかっています。そして調べるとサブターミナルバンドと呼ばれる羽に黒い縁があるのは幼鳥の特徴ということです。手前の個体は幼鳥であれば、親子でしょうか?
追記:コメントにて両方ともサブターミナルバンドがあるので2羽とも幼鳥とのこと
こうやって1個体になってしまうと途端に判断が難しくなるのですが、親の方ではないかと思います。なりますね。
先ほどの個体は、食い込む白い部分がちょっと特徴的なだったので、奥にいた大きく見えた個体では?
ちなみに2羽は、ほぼ一緒に行動しておりました。1羽が飛び立つと追いかけるように飛び立っていました。まだまだ手が離れない幼鳥なのでしょうか?
羽縁が淡色でサブターミナルバンド(猪口才な言葉ですよね)があるので、
2羽とも幼鳥で、第1回冬羽に換羽途中です。
白い部分の見えにくい写真で、身体に大小があるように見えるのは、
奥の個体は逃げる体勢に入って翼を開きかけ、白色部が隠れ、
手前の個体は緊張して羽毛を伏せて細くなったことによります。
何度か書きましたが、鳥の親子関係は一部の大型種を除いて、
渡りの前に切れますので、もし成鳥と幼鳥がいても、
単なる「旅の道連れ」です。採食場所は争いますが、
休んだり移動するときは一緒にいます。
シギ・チドリ類の雛は、孵化後すぐに歩き、自分で食べ物を探しますので、
そういう意味では、最初から手は掛かりません。
親鳥の役目は警戒と保護に限られます。
コメントありがとうございます。両方幼鳥でしたか!