コガモ雄エクリプスから婚姻色の羽色へ@恩田川
いました! 怪しいのが! コガモが緑区の恩田川にやってくる頃は、皆雌ばかり…。と思っていてそれがエクリプスの状態でやってくるからだ!というところまでは、前回突き止めました。
では、雌と区別のつかない状態のコガモの雄が変化する過程があるはずと思い、よく見てみました。これはコガモの雌ですね。ちょっと陽が強いのでディテールが飛んでしまっていますが…。
これはコガモの雄ですね。分かりやすいです。これをみたときに、あれ!もう立派な雄がいる!もうエクリプス状態から抜け始めているのだ!と思い、他の個体を見てみると…。
こちらです、怪しいのがいます。顔はほぼ焦げ茶色ですが、はっきり緑と赤茶色に別れていません。これがエクリプス状態から雄の羽色に変わり始めている個体ではないかと思います。
恩田川にはこの時期カモ系が急増します。上記だけでは分かりにくいので、他の個体と一緒に写してみることに。この写真だと、左の個体は明らかに雄、ちょうど中央くらいの個体は雌。そして一番右の個体は雄の羽色(婚姻色)になる途中です。顔色が中途半端ですよね?
雌と見比べるとよく分かります。奥(画面では上)にいる3羽は雌ですね。雌のほっぺは明らかに白っぽいです。
もう少し見てみると、この写真では中央の奥にいる個体です。ちょうど顔に赤茶色とグリーンのラインが見え始めていると思います。それ以外は結構顔色がしっかりした雄ですね。一番右の個体は、怪しいですが、判別が難しいです。
これも難しいですが、全部雄になるのでは? 厳密には「雄になる」という表現は間違っていますが、雄の鮮やかな羽色になるのでしょう。もう少し経つとこの状態も見られなくなり、明確に雌雄が別れるようになるはずです!