アオゲラ@ハリギリの木の実を食べる

突然「キョキョキョキョーッ」と結構大きな鳴き声と共にアオゲラがこちらの木に留まりました。
アオゲラ雌

アオゲラは頭部の赤い部分が小さいのが雌です。顔を見せてくれませんが、いつものように木をつつき出すのかな?と思って見ていましたが。花火のように小さい実が付いているこの木。
ハリギリの木

調べたところ「ハリギリ」という木と判明。花火のように球状に花が咲きその先端に実をつけます。実は熟すと黒くなり、今が食べ頃のよう。

ピンボケですが確実に食べていますね〜。実は小さいですが、ちょこちょこと摘んでました。枝を見ると棘が見えます。これがハリギリの木の名前の由来にもなっているとのこと。また、センノキとの別名もあるらしく、肥沃な場所を好み、この木が生えているとその地の肥沃度を測るのにも役立つとのこと。
ハリギリにピントを合わせてるんです!と言い訳。

木を突いてばかりの印象が強かったのですが、秋から冬はアオゲラも木の実をよく食べるとのこと。そしてこのハリギリは野鳥にも人気が高いのです!

ヒヨドリがたくさんやってきてアオゲラは追いやられてしまいました。このハリギリ、若い芽は山菜としても食され、天ぷらやおひたしにすると言います。木材としても利用されるとのこと。うーむ、やるな〜ハリギリ。

葉っぱも大きく、かわいい形ですが、ヤツデと並んで天狗の団扇とも言われるそう。アオゲラからハリギリにもかなり興味が出ました。
アオゲラの基本情報
- 名称:アオゲラ 漢字:緑啄木鳥 英名:Japanese Green Woodpecker
- キツツキ目キツツキ科アオゲラ属
- 留鳥(本州を中心に一部離島の平地から山地)
- 全長:29cm 翼開長:49cm
主な特徴
雄は額から頭、後頭部にかけてモヒカン状に赤い。また、顎線も赤い。雌は頭の一部が赤く、雄に比べると赤い範囲が明らかに小さいことで見分けがつく。体の上面は緑褐色で、名前の由来(青は古語で緑を指す)となっている。腹部から下尾筒にかけてU字状の黒斑がある。「ピョーピョーピョー」「キョキョ」「ケレ、ケレレ」などと鳴く。