カンムリカイツブリ@新横浜公園2021【動画あり】

今シーズンもやってきましたカンムリカイツブリです。大池での観察は近くまで来ることもあるので、みんなの目を楽しませてくれます。
カンムリカイツブリ冬羽

カンムリカイツブリは日本のカイツブリの仲間で最も大型です。遠目に見ても判別しやすく、カモ類と比べても同じくらいです。
カンムリカイツブリ泳ぐ【動画】
この時はあまり潜らずに泳ぎ回っていました。01:45辺りでカルガモに接近、04:05辺りで後ろをハシビロガモが通過するので大きさが分かります。途中ハシビロガモの採餌や、最後の方はおまけでジョウビタキ雄、イカルチドリも見られますのでぜひ最後までご覧ください。

後ろから見ると頭の冠羽が夏羽の名残か面白い形です。場所によっては数百羽の群れを見ることもできるようですが、みどりの鳥地区では多くても3〜4羽くらいです。

嘴はピンクで、虹彩は暗い赤で日が当たると分かります。冬羽は地味ですが、夏羽は特徴的で美しく英名の「Great crested grebe」は「偉大な冠羽を持つカイツブリ」と訳せます。日本でもいくつか繁殖地があり、その姿を見ることができます。

カンムリカイツブリ
基本情報
- 名称:カンムリカイツブリ 漢字:冠鳰 英名:Great crested grebe
- カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属
- 冬鳥または漂鳥 青森県、茨城県、滋賀県、新潟県にて繁殖 みどりの鳥地区では冬鳥
- 全長:約56cm 翼開長:約86cm 体重:約600〜1500g
主な特徴
カイツブリの仲間では日本最大。夏羽は額から頭に目立つ黒い冠羽が現れることが名の由来。また後頭部から後ろの首にかけて襟巻き状にオレンジ色と黒い飾り羽も現れ非常に優美。雌雄同色で向かい合い、冠羽を立てて首を上下に伸ばしたり縮めたり、左右に振り合う求愛行動は、とてもユニークでテレビなどでたまに取り上げられる。背中に雛を載せて子育てをするが、その姿をみどりの鳥地区で見ることは出来ない。
おまけのノスリ

定番のボジションにノスリがいました。この時期の新横浜公園の人口突起物の上端には、猛禽がよく留まっています。