ルリビタキ雄若?雌?@三保市民の森
「ヒンッヒンッ」という高い声が聞こえたので、目をやるとルリビタキでした!撮っている時は雌!っと思いましたがよくよく見ると雄若?と思えてきました。
後ろがよくわかるショットです。まず目立つ青い尾羽上面。光の具合にもよりますが、きれいな青です。雌もこの部分だけは青ですが、雌の青みにしては強いなと感じます。
ルリビタキ雄若?
雄第1回冬羽ではないかなと?思う点は、羽先に青とまでは行かないまでも青っぽい要素が部分的に見て取れます。雌の羽色はフラットなオリーブ色とあります。
ルリビタキ若雄の「青具合」は個体差も大きく、判断は難しい…とのことですが。
ちなみにこのように若い雄が、綺麗な羽になるまで年月がかかる生態を、「遅延羽色成熟(Delayed Plumage Maturation (略してDPM)」と呼ぶらしく、ルリビタキ以外ではあまり顕著に見られないとのことです。
このあと飛び去りました。この写真だけ見るとかなり雌っぽいですね。光によって色の見え方は変わるのでなかなか見分けるのは難しいです。
いずれにせよ会えると嬉しいルリビタキでした。
ルリビタキ基本情報
- 名前:ルリビタキ 漢字:瑠璃鶲 英名:Red-flanked bluetail)
- スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属
- 漂鳥・ほぼ全国の平地や山地、森林など
- 全長:14cm
主な特徴
みどりの鳥地区では冬に見られるが漂鳥。雄は鮮やかなブルーでその見た目通り「瑠璃色の鶲=ルリビタキ」という名の由来となっている。青が鮮やかな個体は人気があり、オオルリ、コルリと共に「瑠璃三鳥」にラインナップされる。白い眉斑、喉も白。体下部は少し濁った白。横には鮮やかなオレンジ色の羽があり、英名(Red-flanked=脇が赤い(オレンジ))の由来となっている。
雌は全体的にオリーブ色で地味。白いアイリングがあり、上尾筒から尾羽の上面は青い。地鳴きは「ヒンッヒンッ」「カッカッ」とジョウビタキに似ている。ヒタキ特有の尾羽をピンピン動かす仕草が可愛い。雄の成鳥1年目(若い時期)は雌に似てあまり青くない。雄が完全に青くなるには3〜4年かかると言われる。