ヒメアマツバメ@鶴見川上空
みどりの鳥地区では、通年ヒメアマツバメは居ます。なんせずっと飛んでいるので、出会うのは易しくはありません。前回は青葉区上空でしたが、今回は比較的よく見られる港北区鶴見川上空です。
ただし、上手く撮ることはかなりの難易度です。たまに頭上をかすめるくらい近づいてくれるのですが、シャッターチャンスには及ばず…。なんせ営巣中の巣に戻っている時以外ずっと飛んでいるって言うんですから。
ヒメアマツバメ飛翔動画
YouTubeの再生スピードを「0.5」にすると程よく見えます。小群で飛んでいるのが分かります。この時は20羽くらい?でしょうか?
特徴は喉と腰の白い部分です。ヒメと名がついている通り、アマツバメの20cmと比べると13cmは確かに小さいです。が、翼開長が大きいため、遠目にも大きな野鳥に見えます。
ヒメアマツバメ喉の白
喉の白がよく分かります。
なんと、このヒメアマツバメ、巣材も飛びながら集めるということなのです。つまり巣材は羽毛や、舞い上がった枯れ葉など、空中に浮いているものに限られ、巣の作るには大変な労力がかかるそうです。なので古巣を使い回す傾向が強いとのこと。
ヒメアマツバメ腰の白
もう一つの特徴でもある、腰の白。特にこのショットはイワツバメに似ていますね。
アマツバメ類は動物類、鳥類の中でも最速に近いのはちょっと有名な話です。ハリオアマツバメは水平飛行で170km/hと言われていますが、ヒメアマツバメも120km/h以上での飛行が可能とのこと。※この情報は未確認ですが下記ページに興味深い数字が並んでいます。
http://akaitori.tobiiro.jp/sokudo.html
このショットでは羽の長さで分かりますね。
都心の100mのビルに住むヒメアマツバメ
非常に詳しく解説している動画を見つけました。ちょっと長いですが、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
ヒメアマツバメ基本情報
- ヒメアマツバメ 漢字:姫雨燕 英名:House swift
- アマツバメ目アマツバメ科アマツバメ属
- 留鳥または漂鳥(みどりの鳥地区では留鳥)
- 全長:13cm 翼開長:26〜28cm 体重:20〜35g
主な特徴
群れで行動し、日中はほぼ飛び回っている。全身は黒褐色で雌雄同色。喉と腰が白く脇腹まで食い込む。尾羽が凹尾だが、少し短め。似ているアマツバメは尾羽が長く一回り大きい。イワツバメは体下面がほぼ白いことで見分けられる。「ヂュリリィ、チュリリリィ」などと鳴く。人工構造物に巣を作るなど、近年は都会のビルなどでも営巣が確認されている。繁殖期も長く、4月から12月くらいまで。