セッカ@またまた恩田川 周辺の田んぼ
暑い中、セッカが元気よく鳴きながら飛び回っていました。みどりの鳥地区の夏鳥として定着しつつあります。厳密には留鳥なので冬も居るはずですが、この辺りの田んぼがお気に入りのようです。
今回も短いですが動画が撮れました。
セッカ動画
目立つところで鳴いています。
セッカのチガヤなどのイネ科の植物に丸っこい巣を作ります。「ダーウィンが来た!」でも紹介されたようで、蜘蛛の糸を使ってまさに裁縫するかのように葉っぱをまとめます。
また、この蜘蛛の巣材を咥えているところが、綿毛のように見えて、昔の人はそれを「雪の花」を咥えているようだと例えて「雪花」と名の由来になったとか。
「セッカ 巣材」で画像検索するとその「雪花」を咥えたセッカの姿がたくさん出てきます。
みどりの鳥地区で営巣しているか確認できませんが、近年結構見かけるので「巣材を咥えたセッカ」を見ることが出来るかも知れません。
セッカ基本情報
- 名称:セッカ 漢字:雪加、雪下 英名:Zitting Cisticola
- スズメ目セッカ科セッカ属
- 全長:13cm
- 留鳥または漂鳥として本州以南
主な特徴
頭に黒褐色の縦斑があり、喉より体下部は白っぽくやや褐色味をおびる。体上面と羽は褐色味が強く、黒い斑が目立つ。脚が長く、開脚して草などに留まる独特のポーズもする。雌雄同色だが、雄は口内が黒く、雌は肉色。幼鳥は全体的に羽色が淡く、お腹の白さも薄く褐色がかかる。
主な行動
「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴きながら上昇し、「チャッチャッ、チャッチャッ」と下降して草の先や枝先に留まる。この時の飛び方はジグザグ、波状飛行っぽく不規則。草先に留まって鳴くこともある。チガヤやススキのある平地や草原などを好み、草むらから出てこない場合も多いが、目立つ場所に止まる時もある。みどりの鳥地区では開けた田んぼや大きな河原に現れることが多い