ハッカチョウ@横浜市緑区〜鶴見川

おっと、通りすがりの方に教えてもらい鶴見川の河原を見てみると居ました。この冠羽とオレンジ色の虹彩は間違いなくハッカチョウです。
ハッカチョウ
- ハッカチョウ(漢字:八哥鳥 英名:Crested myna)
- ムクドリ科ハッカチョウ属
- 全長:約27cm(ムクドリより一回りくらい大きい)
- 原産地:中国南部・東南アジア
- もともとは稀な冬鳥として渡来していたとされるが、国内にいるのは籠抜けで定着したものとされる外来種。体、羽は黒で雌雄同色。嘴は薄黄色、虹彩、足はオレンジ。初列風切基部、初列雨覆の一部に白い部分があり、飛ぶと目立つので識別ポイントになる。

河原から3羽が飛び出しました。そしてこちらの屋根に。おや?左は間違いなくハッカチョウですが、右はムクドリ?

そして、屋根の隙間に巣材?らしき小枝を運び込んでいる??
一緒に行動している3羽のうち、明らかに見た目がハッカチョウ は2羽。そしてそのうちの1羽はムクドリに見えるのですが、ちょっと違うような?
一緒に行動している怪しいのは、こちらの左の個体です。

ムクドリとハッカチョウのハイブリッド?
左奥はハッカチョウ、手前の「ムクドリもどき」をよく見てみます。まず一般的なムクドリは顔と頬が白く、お腹の辺りは灰褐色です。この個体は黒みが全体的に強い感じがします。ただ嘴はオレンジが強くムクドリ寄りです。
ただ、下尾筒の羽先が白いのが分かります。これはムクドリにはない特徴で、ハッカチョウにある特徴です。そしてこの写真だと瞬膜で分かりませんが、虹彩もオレンジです!(上から2枚目の※写真2を参照)
ハッカチョウもたくさん撮ったのでスライドショーでどうぞ。このハッカチョウは以前、目撃情報提供をいただいた場所からそんなに遠くなく、この辺りに住み着き始めた?という可能性も考えられます。

横浜での目撃例は、戸塚を始め港南区など南部よりが多いのですが、このままみどりの鳥地区(横浜市北部)で、増えていくのでしょうか?
鶴見川の河原に生えていた木々が根こそぎ切り倒されて、整地が進んでいます。そこは野鳥のサンクチュアリだっただけに残念です。
ハッカチョウは、1979~80年の与那国島の記録以外は、かご抜け起源の外来種と考えられています。
神奈川県南部は、昭和末期から分布していましたが、分布域はほとんど拡大していません。
ただし、ここ数年、何故か四国の一部で増えています。
写真の妙なムクドリは、特徴が見事に中間的なので、ハイブリッドでしょう。ハッカチョウもムクドリ科ですし。
数年前にムクドリとギンムクドリのハイブリッドも高地県で確認されたことがあります。
ありがとうございます。やはり交雑種ですか!これから横浜市北部で拡大していくのか?目撃したらアップしたいと思います。