オオジュリン@鶴見川の河原
いつも遠いところにいるオオジュリンですが、この時は近くでした。そしていつも枯れた葦がバックになってしまいますが、比較的いいところにとまってくれました。
オオジュリン冬羽
第一回冬羽は頭部に黒い細かい縦斑があるとのことですが、なんとなくそれっぽい?のが見られます。
縦に留まって葦を啄む姿は「ザ・オオジュリン」スタイル。嘴の暗褐色がよく分かります。このオオジュリンによく似ている「シベリアジュリン」というレア鳥がいますが、写真を見てもなかなかに識別は難しいです。上下の嘴の色が識別ポイントになると言われていますが、まあ滅多に見られる野鳥ではないので。
目を閉じてる?
オオジュリンはみどりの鳥地区では、冬だと比較的遅めで春が近づくと葦原で見られますが、夏羽の雄の「ガングロ」状態を見ることはできません。
囀りが意外と可愛いので他動画でご紹介
こちらでは見られなしので、他の方の動画でガングロオオジュリンの囀りをどうぞ。
何気にかわいいというか、ちょっと控えめな囀りのオオジュリン。
別日に撮影したオオジュリン
こちらは上の写真を撮影した場所のやや近くにて撮影。小群でいることが多くこの時は数羽確認できました。
上の写真もそうですが、後ろ姿が良く見えました。
こちらはホオジロ
そしてよく似ているホオジロ雌。腰羽が茶色です。オオジュリンはやはり全体的に褐色味が薄い印象です。こう見るとホオジロがすごく赤く見えます。こちらも同日鶴見川にて。
お腹が見えていれば、すぐに茶色!と分かるのですが横を見ても、その赤さが分かります。ホオジロとオオジュリンは似ているとはいえ、留まり方、行動などでも分かります。
こちらは近くに居たホオジロ雄。光が強いのですが、上尾筒もかなりのオレンジ色です。
オオジュリン基本情報
- オオジュリン(漢字:大寿林 英名:Common Reed bunting)
- スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
- 全長:16cm
- 留鳥または漂鳥。夏は本州北部の平原・葦原などで繁殖し、冬は本州以南で平地・農耕地・枯れた葦原などで小群で見られる。
主な特徴
主な特徴夏羽のオスの頭部は黒くなり、頬線が白。胸の辺りに細い縦斑があり、それよりしたのお腹は白い。翼は赤褐色で黒の縦斑がある。冬の頭部は地味な褐色になり雌の体色に近くなる。雌は眉斑と頬線の白い部分が目立つ。
ホオジロ基本情報
- 名称:ホオジロ(漢字:頬白 英名:Meadow bunting [Siberian meadow bunting])
- 分類:スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
- 全長:約16.5㎝
- 留鳥として全国で生息する。北海道では少ないものの夏鳥。
主な特徴
みどりの鳥地区では、河川の近く、田畑の近く、市民の森、たまに市街地などでも見られます。植物の種子や昆虫などを食べる。囀りは高い枝や、木の先などの目立つ場所で、口を大きく開けて「チョピーチリーチョチーチチョチョ」と言葉にするのが難しい。