アオゲラ@雌
今年はアオゲラによく出会えて嬉しいです。その代わりこの時点でリルビタキには出会えず…。そしてアオゲラをこんなにバッチリ撮れたのは初めてな気がします。
この時は、かなり長くこの場所に居てくれました。場所は安定の寺家ふるさと村です。このアングルだと両ほっぺの赤が目立ちますね。
タイトルの通り、こちらはアオゲラの雌です。雄は頭の赤い範囲が大きく、雌は小さいです。アオゲラは日本にしか居ないキツツキの一種です。
後頭部の赤い模様が波打っていますね。雄かな?と思いますが、雄と比べると範囲が小さいです。
そして、この木のくぼみのようなところをしきりにつついていました。アオゲラは木にしがみつく時に、尾羽を支えのように木に密着させ、姿勢を安定させます。
この木のくぼみは、枝が折れて取れた後でしょうか?それともここから掘り進んで、巣を作る??いや、ここはかなり目立つ場所なので、その可能性は低いでしょう。
枝にこう言った「フセ!」って感じのポーズも定番です。基本は垂直に木にしがみつくので、普通に枝の上にいるとこう言う姿勢になるんですね。キツツキの足は、対趾足(たいしそく)と呼ばれるそうです。
ちょっと移動した場所でのショット。上の個体と同じです。対趾足は、足の指が前と後ろに分かれて向いて、木に垂直につかまりやすい構造です。オウムなども同じような構造を持っています。
これも、ちょっと移動した場所で見たのですが、上と同じ個体かは判別がつかず。とにかくこの日はアオゲラと長い時間一緒にいました(と言っても数分ですが)。
この後、この場所を離れ、しばらくしたら例の「ピョーッ!ピョーッ!」という雄叫びが聞こえていました。
アオゲラの基本情報
- アオゲラ 漢字:緑啄木鳥 英名:Japanese Green Woodpecker
- キツツキ目キツツキ科アオゲラ属
- 留鳥(本州を中心に一部離島の平地から山地)
- 全長:29cm 翼開長:49cm
特徴
雄は額から頭、後頭部にかけてモヒカン状に赤い。また、顎線も赤い。雌は頭の一部が赤く、雄に比べると赤い範囲が明らかに小さいことで見分けがつく。体の上面は緑褐色で、名前の由来(青は古語で緑を指す)となっている。腹部から下尾筒にかけてU字状の黒斑がある。「ピョーピョーピョー」「キョキョ」「ケレ、ケレレ」などと鳴く。