アオジ@ぐぜり?横浜市緑区【動画あり】
アオジはまだまだこの時期だと、みどりの鳥地区(横浜北部)にいます。アオジ自体は珍しくはありませんが、「ぐぜり」を動画で撮ることが出来たのでお届けします。
アオジのぐぜり
動画の前半で、「控えめな囀り」が「ぐぜり」と思われます。モズをはじめ色々な鳥が周りで鳴いているので、聞き取りづらいですが9秒くらいからの所がそんな感じです。肝心のアオジは草の中ですが…。
「ぐぜり」とは若鳥が上手くなるためにしたり、成鳥でも本格的な繁殖シーズンを前に、囀りの練習をするような鳴き声のことです。北海道では夏鳥なので、囀りを聞くことができます。その他にも中部以北の山地などで繁殖するとのこと。みどりの鳥地区で囀りは聞くことはできませんが「ぐぜり」は聞くことが出来るのですね。
こちらは同じ場所ですが、別の日に撮影したアオジです。春が近づくとアオジも道に出てくるようになりますね。日本で主に見られるのは亜種アオジ、少数が亜種シベリアアオジとして渡の時期に日本海側の離島などで観測されるとのこと。
今まであまり気にして来なかった、この「ぐぜり」。他の野鳥も「ぐぜり」をするようなので、注目してみたいと思いました。
アオジ基本情報
- 青鵐・蒿鵐・蒿雀 (英名:Black-faced bunting)
- スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
- 全長16cm:体重16-25g
- 留鳥または漂鳥(みどりの鳥地区では冬鳥)
主な特徴
雄は目と嘴の周りが黒く(Black-facedという英名の由来となっている)、頭は灰暗緑色。雌の頭部は褐色がかかり、顔は雄ほど黒く。特徴的なのは、喉から体下面の緑がかかった黄色と褐色の縦斑。嘴は短い円錐型で脚は肉色。草陰が好きでシッに近いチッという地鳴き。囀りはなかなか流暢だが、みどりの鳥地区で聞くことは難しい。