イソヒヨドリ雌@横浜市青葉区
すっかり居着いている感じとなってしまいましたイソヒヨドリです。「フィッ、フィッ」というちょっとジョウビタキに似た鳴き声が聞こえて、この時期にまだ居るわけがない、ということで気が付きました。
また、こんな感じでてっぺんによく留まるので目立ちます。イソヒヨドリは1980年代くらいまでは、海でしか見られなかったとのこと。
英名の「Blue Rock Thrush」のRockは「岩」を指しています。つまり、磯のようにゴツゴツした岩があるところにいる、蒼いツグミ。というのが由来かと。
(Thrushはツグミを指す英語ですが、イソヒヨドリはヒタキ科ですね)
一回飛んで、またすぐに同じ場所に戻りました。
イソヒヨドリ若鳥?
もちろん雌ですが、若鳥の要素を探してみました。雨覆先端に白っぽい部分が見られるとのこと。
このショットだと、少し分かりますが、確かに羽の縁に白い部分が。
ちょっとこれだけで判断難しいですね…。
イソヒヨドリ雌別日に撮影
こちらは別の日に見た個体。雌ですが、こちらも羽の縁に白い斑が見えますね。
ペッってやっているように見えます。しかし、イソヒヨドリ。一番最初に見た2014年の衝撃エントリーを思い出しました。
イソヒヨドリ基本情報
- イソヒヨドリ 漢字・磯鵯 英名・Blue Rock Thrush
- スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属
- 留鳥または漂鳥として全国の海岸、河川、港、都市部など
- 体長:23cm
主な特徴
雄は頭部から背、胸、羽は青。雨覆の一部と風切羽は濃い黒紺。腹から下尾筒は赤褐色で、目立つ綺麗な色合い。雌は地味で全身が灰褐色で、鱗のような斑がある。嘴と脚は黒。幼鳥から第一回冬羽時には雨覆の先に白斑がある。
「磯」とついているが、近年内陸部、都市部での目撃例が増え、生息域が広がっている傾向がある。ヒヨドリと名前についているが、分類上はヒヨドリとは関係ない。
囀りはなかなか綺麗な声だが、複雑でカナにするのが難しい。地鳴きは「フィッフィッ、カカッ」などとジョウビタキに似る。