リュウキュウサンショウクイ@四季の森公園
朝の四季の森公園、日の出がめっきり遅くなりました。薄暗い中、あまり聞かない鳴き声…、「ヒリリィ、ヒリリィ」と聞こえてきました。
亜種リュウキュウサンショウクイ
シジュウカラ、コゲラ、エナガの混群が木々の間を移動しているなか、ちょっと違うのがいるぞと。リュウキュウサンショウクイでした。
リュウキュウサンショウクイの特徴である、胸からお腹のグレーと額の白い部分が狭いというのが分かります。尾が長いので写真だと大きめに見えますが、実際には結構小ぶりな野鳥です。今回シジュウカラなどの混群と近くにいたため、「サンショウクイってこんなに小さかったっけ?」と勝手に思ってしまいました。
枝でちょうどお顔が見れず…。リュウキュウサンショウクイは、もはや関東では「リュウキュウ」ではなくなりつつ、秋冬の森にいるサンショウクイとなりそうです。
昨年も四季の森公園で目撃しているので、秋冬のみどりの鳥地区でレギュラー化の兆しでしょうか?
2021年にも目撃
ちなみに、この時は小群でいました。ざっとですが5〜6羽以上は居たと思います。
しかも、シジュウカラ・コゲラ・エナガ混群と何となく行動を共にしてたようにも見えました。もちろん、たまたま、リュウキュウサンショウクイの小群と行動が被っただけかもしれません。
亜種サンショウクイ・亜種リュウキュウサンショウクイ基本情報
- サンショウクイ 漢字:山椒食 英名:Ashy minivet
- スズメ目サンショウクイ科サンショウクイ属
- 全長:20cm
- 夏鳥または留鳥(亜種リュウキュウサンショウクイは近年みどりの鳥地区でも秋冬に見られるようになってきた)
主な特徴
雄は頭頂部から背中にかけてが黒から灰色で、雌は少し薄めの灰色。腮(さい)より下、腹部は白。全体的に尾が長くスマートに見える。亜種サンショウクイは、夏鳥として一部に飛来。亜種リュウキュウサンショウクイは、少し黒味が強く頭部の黒味もおでこくらいまで及び、眉班っぽく白で目立つ。
留鳥として、中国地方以南に分布していたが、近年は北上の傾向があり、関東地方でも秋冬に見られるようになってきた。サンショウクイと別種となり、図鑑の表記が変わる可能性も指摘されている。