オオタカ@鶴見川コガモを狙う?
オオタカを近くで見られました。鶴見川遊歩道からです。今回はちょっとコガモを狙うエピソードも交えて紹介いたします。
近かったので、じっくり観察しようと思いました。後のアクションから、この位置でオオタカがどこをどう狙っているのか?よくこちらも観察しないとダメなのです。
こんな目立つところにオオタカが居るのですが、カラスなどには邪魔されず。
オオタカ動画(こちらを見る)
動画内でオオタカはほぼ動かないのですが、コガモを狙ったエピソード(動画では撮れませんでした)が展開されたので、その様子はこのブログでご紹介します。
狙われたコガモ雌?
まず、オオタカが飛び出したら、コガモも同時に飛びました。コガモが飛ぶまでどこに居たのか分からなかったのですが、陸にいたと思われます。
コガモはパニック状態になったのか、フェンスに激突して、上の写真のようにうずくまりました。
オオタカはこのコガモを最初から狙っていたと思いますが、仕留められず。
オオタカはまた一旦戻って待機
オオタカはコガモを狙って飛び出したのに反して、コガモがパニック状態(もしかしたら最初から負傷していた?)でフェンスに当たり、2つ上の写真の状態の様に、地面にうずくまってそのまま。
オオタカは、コガモを仕留めずにまた、上の写真の場所に戻りました。
おそらくですが、オオタカはフェンスに当たらずにコガモが飛び去っていたら、そのまま捕らえていたと思います。コガモがフェンスに当たったが故にオオタカも驚いて上の写真の位置に戻ったのではないかと?(あくまでも予想です)
コガモまた動く
そして、コガモがうずくまっている所を襲うのかと思い、観察していました。今思えば私に警戒してオオタカはこのうずくまっているコガモを狙わなかったのかも知れません。
そして、うずくまっていたコガモがもう一度飛んだ瞬間に、オオタカも狙って飛びました!
そしたらなんともう一度コガモはパニック状態だったのか?負傷しているのか?また、フェンスに激突してしまい地面に落下。この時点でオオタカは諦めたのか一度対岸に飛び去りました。
観察していて思ったこと
2つ考えられることは、コガモが予想だにしない行動(フェンスに当たってしまいコケてしまう)にオオタカもアタックを慎重に回避したとというケースについて。
コガモの行動が予期できず躊躇した?
オオタカはある程度、獲物を捕獲圏内に捉えていたが、コガモが迷走した故に、オオタカ自身もフェンスに激突してしまう?など、諸々リスクが考えるパターン。もし、オオタカが勢い余ってフェンスに激突することを自信満々に回避できるのであれば、うずくまっているコガモを余裕で狙うことも出来たと思います。
つまりコガモの行動がちょっと予想外で、狩を踏みとどまった。
私に躊躇した?
もう一つは私が観察していた故に、思い切ったアタックが出来なかった。これに関しては、私自信もう少し離れて観察していれば良かっと反省しました。
オオタカ自身はフェンスなどモノともなく、ビビっているコガモを狙えたのに私が気になって狩に集中出来なかったと思います。
対岸に移動したオオタカ
結果、オオタカはコガモを諦めて、対岸のこの位置に移動しました。ある程度身を隠せる枝影の中です。
枝の多いところに潜み、再び獲物を狙うモードに入ったのでしょうか?今回の一連のアクションの真相はオオタカのみぞ知ります。
そしてオオタカばかりに気を取られて、狙われていたコガモはどこかに飛び去っていました…。激しくフェンスにぶつかっていたので、負傷しているかもしれません。
おまけのアオサギ
鶴見川を観察している人は見たでしょう、アオサギと思しき無惨な姿。
どうしてこのような状態に?
今回のエントリーで猛禽に詳しい方、ご意見、または新たな情報がある方はぜひ、ご提供をお願いいたします。
オオタカ基本情報
- オオタカ 漢字:蒼鷹、大鷹 英名:Northern Goshawk
- タカ目タカ科ハイタカ属
- 全長:雄50cm 雌57cm 翼開長約:100〜130cm 体重:540g~1.17kg
- 留鳥として九州以北 南西諸島では冬鳥
主な特徴
タカの日本代表。体上面は暗青灰色で、体下面は白で黒く細い横斑があり遠目には白く見えることも。虹彩は黄色で脚も黄色。目先から後方へ黒い過眼線と、白い眉斑が目立つ。雌雄同色だが、雌はひとまわり大きく、羽がやや褐色を帯び、腹部の横斑も少し荒い傾向がある。幼鳥の上面は褐色味が強く、胸から体下部は縦斑になる。翼指は6枚。ハイタカと非常に良く似ている。