チョウゲンボウ雄@市街地〜横浜市緑区

チョウゲンボウ雄。この日は風も強く街中とはいえ、近くに田畑も森もあるので、たまたまこんな庇(ひさし)に留まったのかな?と、思ったのですが、糞の跡がありますね…。実は野鳥たちのお気に入りのスポット?
チョウゲンボウひさしに留まって羽繕い(動画)
この日はかなりの強風で、チョウゲンボウもかなり羽ばたいて風をコントロールしながらこの場所に留まりました。30秒あたりからは羽繕いでいろいろな表情を見せてくれます。最後はカワセミも出てくるのでぜひ最後までご視聴とチャンネル登録もお願いします。

この表情、渋いですね。さすがハヤブサの仲間。とはいえ、チョウゲンボウの雄は全長約30cm強。キジバトくらい。ですが、翼開長は70cm以上と大きいので、飛んでいる姿はキジバトには見えません。

羽繕い中。動画(ちょうど1分くらいのところ)をよく見ていると分かりますが、チョウゲンボウの瞼(瞬膜かも)は黄色なんですね。

アイリングも黄色なので、そうなのかなと。

ここで10分以上留まっていました。住んでいる人はまさか自分の家のひさしにハヤブサの仲間が休んでいるとは思わないでしょう。

その後、飛び出して建物の間に消えました。
チョウゲンボウ基本情報
- 名前:チョウゲンボウ 漢字:長元坊 英名:Common Kestrel
- ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属
- ほぼ全国で留鳥、または冬鳥(みどりの鳥地区ではほぼ1年中見られ営巣もしている)
- 全長:雄33cm 雌39cm 翼開長:60〜78cm 体重:雄150g 雌190g
主な特徴
雄は、頭部と尾羽上面が青灰色。羽は茶褐色で点状に見える黒褐色斑がある。雌は全体的に茶褐色で灰色味は雄より薄い。羽には黒褐色の横斑(ランダム気味)にあり、が雌雄ともに目の下から頬にかけて涙のよう(一般的にはヒゲのようと説明される)に縦に伸びる黒斑。飛んでいる時の尾羽の黒帯が、雌は目立つが雄は目立たない。
主な行動
ハヤブサの仲間だが、そんなに飛翔速度は早くない。また羽ばたきもヒラヒラとした感じで、ホバリングもよく行う。ホバリングからや、電柱、杭などの先端から獲物を見つけ、急降下して捕える。ネズミやモグラ、カエルやトカゲ、バッタなどの昆虫をよく捕食する。「キィー、キィー、キィー、キキ」や「キュキュキュ」などと鳴く。