セッカ@8の字を描いて飛ぶ

セッカが居着いていますが、ここ連日「ヒッヒッヒッヒッ、チャチャッ、チャチャッ」と鳴きながら飛び回っているので、ちょっとじっくり観察してみました。

雄は縄張りの上空を、鳴きながら旋回するといいます。ではこちらの個体は雄ということでしょうか? とにかく「チャチャッ、チャチャッ」とずっと鳴きながら田んぼ一区画分くらいの広さを休まず飛び回っていました。
そしてセッカは一夫多妻制。優秀な雄はモテモテで子育ては雌任せとのこと。

この時の動きが特徴的で、図で書くとこんなイメージです。これを3Dで表現したいのですが、私的には無理なので、せめて2Dで。
舞い上がりながら、カーブを描きます。そしてある場所に来ると、急降下し、一旦草のあたりまで下がります。そして、交差するようにして上空から見ると8の字を描くように飛んでいると思われます。

そして、この8の字の中に巣があるのでは?とも言われています。
上記までの写真は2023年05月27日に撮影〜以下の動画・写真は2023年06月18日に撮影
動画では8の字感伝わらず
動画はYouTubeに載せるほどでもないので、サイトに直接アップしました。短い動画を繋いでいます。雰囲気が伝われば…。急降下するタイミングでカメラで追えなくなります(私の腕では)。
しかしながら、そんなに正確に8の字、弧を描いているわけでもなく、急降下のタイミングも範囲もだんだんズレていったりしてました。

飛んでいるところ。実際にはめっちゃ小さいので、拡大トリミングです。この周回飛翔は、長い時で10分以上してました。

下降中。

セッカ基本情報
- 名称:セッカ 漢字:雪加、雪下 英名:Zitting Cisticola
- スズメ目セッカ科セッカ属
- 全長:13cm
- 留鳥または漂鳥として本州以南
主な特徴
頭に黒褐色の縦斑があり、喉より体下部は白っぽくやや褐色味をおびる。体上面と羽は褐色味が強く、黒い斑が目立つ。脚が長く、開脚して草などに留まる独特のポーズもする。雌雄同色だが、雄は口内が黒く、雌は肉色。幼鳥は全体的に羽色が淡く、お腹の白さも薄く褐色がかかる。
主な行動
「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴きながら上昇し、「チャッチャッ、チャッチャッ」と下降して草の先や枝先に留まる。この時の飛び方はジグザグ、波状飛行っぽく不規則に見えるが、縄張り巡回中は、8の字を描くように飛んでいる。草の先端に留まって鳴くこともしばしば。チガヤやススキのある平地や草原などを好み、冬場は草むらから出てこず、鳴きもしないのでなかなか見つけられない。みどりの鳥地区では開けた田んぼや、広い河原に現れることが多い。